砂と鉄

よく分からない備忘録たち

『失眠 ザ・スリープ・カース』の感想と考察

『失眠 ザ・スリープ・カース』の感想と考察です。


《注意》
個人的な印象及び、曖昧な記憶などが含まれます。
・『失眠 ザ・スリープ・カース』の内容についての記述を含みます。ネタバレがあります。
・個人の感想のような考察です。(考察という名目の、感情の整理のようなものです。)

以上の点にご理解をいただいた上で、見てください。お願い致します。

 

ある時期からなぜか急にアクセスが増えており怖いため、もしよければどこから参照したのか、なぜこの記事を見ているのか連絡いただけると幸いです。(映画の感想やおすすめのホラー映画なども送っていただけるとありがたいです。)

wavebox.me

 

 ※個人サイトに載せていたものと同じ内容です。

 

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小説同人誌の原稿の作り方(Word)

Wordでの小説同人誌の原稿を作り方などを書きます。

 

 

この記事の目的

小説同人誌の原稿の作り方は、一から知ろうとすると意外と難しいです。

本にしたい小説部分ができていても、ページ数やフォント、1Pあたりの文字数など意外と調べることが多く、小説を書く以外の作業が多いためです。

Wordで小説同人誌の原稿を作るのは、一度慣れてしまえば比較的簡単になります。

それでも、レポートやプリント作成といった普段の作業では使わないような機能も使うため、最初は戸惑うかと思います。私はそうでした…

そのため、この記事ではおおよその小説同人誌の作り方をまとめていければと思います。

※使っているのは「Word 2019」です。おそらく、「Word 2010」あたりからのバージョンで問題なくできると思います。それ以前のバージョンは分かりません…

 

同人誌の表紙の作り方については、「花子」で作った記事があります。

oxoxoxoxy.hatenablog.com

 

 

分かりにくい点・誤っている点、または他に書いてあるといいことなどがあれば、Web拍手などでご指摘いただけると助かります。(個人の趣味でやっているため、お答えできるかは分かりません。)

wavebox.me

 

 

小説同人誌の原稿とは

同人誌を作ったことがないと、「小説同人誌の原稿を作るとは?」となり具体的に何をするのかといったイメージがしにくいと思います。 
小説同人誌に必要な原稿は、おおよそ次の通りです。

・本文(小説の部分)

・表紙やカバー

この記事では、本の表紙を除いた「本文」の原稿の作り方を載せるつもりです。

 

ファイルを作る

ファイルを保存する

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Wordを立ち上げ、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、任意の場所に好きな名前を付けて保存してまずファイルを作ります。

この際は、できる限り他のファイルと違う名前を付けることをおすすめします。
「小説のタイトル_原稿データ」などにして他のファイルと区別しておかないと、既存のファイルやタイトルの重複でうっかり上書きなどをしてしまう場合もあります。

うっかりミスはしないと思って対策しないよりも、常にするかもしれないと思ってこういった対策をしておくのがおすすめです。

私は過去に2~3回ほどして、目の前が真っ白になるかと思いました。

 

 

作りたい本の設定をする

ここでは、
・本の大きさ
・上下左右の余白
・縦/横書きの設定
・1Pあたりの文字数
・使うフォント
といった基本となる本文の設定をしていきます。

 

作りたい本を決める

一概に本といっても、本の大きさや縦書きか横書きか、文字の大きさ、使うフォントなどの要素があり、どういった本が作りたいかで自分から決めていく必要があります。

この記事は、この設定にするべきというものではありませんので、お好きな設定に変更してみてください。

 

本の大きさを設定する

小説といえば、「文庫本(A6)」のイメージということで
ここではA6サイズ(148mm×105mm)の大きさに設定していきます。

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「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号(「↘ の部分です。)を押します。

ここの記号は詳細設定を開けます。ここから用紙などの細かい設定をしていきます。

(「サイズ」の一番下にある「その他用紙サイズ」を選択しても設定できます。)

 

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記号を押して詳細設定を開いた後は、「用紙」を選択します。

 

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「用紙サイズ」から「A6」を選べば、自動で「幅」「高さ」が入力されます。

(この「幅」「高さ」は任意で入力も可能です。入稿する原稿にたちきりが必要な場合は原稿のサイズに、たちきりを足した値を入力します。)

ここで設定ができた後は、「OK」を押します。

 

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設定が反映されて、A6サイズになりました。

 

上下左右の余白を設定する

余白を設定します。

商業小説や教科書を見てもらえば分かると思いますが、多くの書物は四隅の隙間なくびっしりと文字を書くことをしていません。

余白は読みやすくするため、ページ数などを記載するために設定すると考えてください。
あってもなくても問題ない気がしますが、狭すぎると読みにくく、広すぎるとよく手に取る教科書や商業の本と印象が違っていて読みにくい部分でもあるため、読みやすさを意識すると重要になる部分です。

 

それでは、余白の設定をしていきます。

「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号を押し、「余白」を選びます。

余白の「上」「下」「内側」「外側」を任意の値にし、印刷の向きを「縦」、複数ページの印刷設定を「見開きページ」にします。

複数ページの印刷設定を「見開きページ」にするのは、製本や小冊子の形でデータを作れるためです。

 

今回は以下の余白設定にしてみました。

 

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余白設定については、以下の理由から設定しました。

上部分が下部分よりも大きいのは、ページ数などを入れるためです。

外部分が内部分よりも大きいのは、外部分が本の背表紙側(のど)にあたるため、余白を大きめにしておかないと文字が背表紙側によって読みにくくなるためです。

以上の画面で設定ができたら、「OK」を押します。

 

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四隅にある記号の位置が変わって、余白が設定されます。

縦/横書きの設定をする

小説は縦書きが多いため、今回は「縦書き」に設定します。

Wordはデフォルトが横書きのため、少し慣れない設定かと思いますが…

 

「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号を押し、「文字数と行数」を選びます。

「文字方向」の「横書き」を選びます。
すると、下の画像のように「プレビュー」が自動で変わってしまいます。

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「OK」のボタンはまだ押さずに、下の画像のように同じ画面の「余白」を選択し、「印刷の向き」を「縦」にします。

Wordは縦書きか横書きかを設定した際に、自動で用紙の向きも変えてしまう機能があるので、ここは忘れないように設定します。

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設定ができたら、「OK」を押します。

 

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文字を入力するカーソルの位置が変わりました。

ここまで設定すると、試しにここで何かを入力していったときに文庫本のような形で文字が表示されていくと思います。

 

使うフォントを設定する

本文に使いたいフォントの種類や大きさを設定します。

 

「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号を押し、「文字数と行数」を選びます。その下の方にある「フォントの設定」を押します。

f:id:oxoxoxoxy:20210419223703p:plain

 

上の操作で、フォントの設定画面が開きます。

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「日本語用のフォント」「英数字用のフォント」「スタイル」「サイズ」を設定します。

今回は上の画像のように設定しました。

設定ができたら、「OK」を押します。

 

1Pあたりの文字数を設定する

商業小説などを参考にして決めるといいかと私は思っています。

今回は、「38字×16字」の設定にしたいと思います。

 

「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号を押し、「文字数と行数」を選びます。

まずは「文字数と行数の指定」で「文字数と行数を指定する」を選択します。

これで、下にある「文字数」と「行数」を設定できます。

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ここで設定したい文字数と行数を入力します。

 

f:id:oxoxoxoxy:20210419224236p:plain

「文字数」を38字、「行数」を16字に設定しました。

設定ができたら、「OK」を押します。

 

※「行数」の「行送り」はこの後で使います。

 

行間を設定する

 Wordは「フォントごとに一行の幅が設定されており、フォントの変更で行間が開いてしまう」という設定があります。

今回は「MS明朝」をフォントに使用していますが、別のフォントを使うと次のようになります。(見やすいように先に本文となるテキストを入れた状態です。)

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右の6行は「さつき源代明朝」を使用し、左の4行は「MS明朝」を使用しています。

あまりしない設定ですが、このままだと「1Pにフォントを混在させるとレイアウトが崩れる」といったことにもなります。

そのため、ここで「行間」を設定します。

 

「レイアウト」→「段落」の右下にある記号を押し、「インデントと行間隔」→「間隔」の「行間」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421110334p:plain

 

「行間」を「固定値」にして、「間隔」に任意の値を入力します。

行間については、「使用するフォントサイズの2/3~2倍」あたりが読みやすいとされているようです。

今回は上で文字数と行数を設定したときに自動で設定されていた「14pt」の行送りを再現するため、「14pt」に設定しました。

f:id:oxoxoxoxy:20210421110423p:plain

設定ができたら、「OK」を押します。

 

設定後に、先ほどと同様に一部のフォントを「MS明朝」から変更してみます。

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右の6行を「さつき源代明朝」に変更してみましたが、自動で行間が変わらずにフォントの混在が可能になりました。

 

 

原稿の中身を作ってみる

本文を入れてみる

上の設定から、本文となる文字をいれてみたら文庫本のようになるはずです…

ということで、試しに本文を入れてみます。

今回本文として利用させていただくのは、上記でも使用させていただいている青空文庫江戸川乱歩『赤い部屋』です。

(ルビはない状態で入れてみます。)

www.aozora.gr.jp

 

本文を入れてみると、次のようになります。

(コピペする場合は、右クリックをし「貼りつけのオプション」→「テキストの保持」を選択してください。こうすることで、テキストの書式設定を除き、テキストのみをコピペできます。)

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上でした設定通りに、本文にしたい文字が入力されています。

 

事務ページを作ってみる

事務ページ(目次や奥付)には、ページ数が入っていないことがあります。

本文にはページ数を入れて、事務ページには入れないように「セクション」を使って設定をしていきます。

今回は「本のタイトル」「奥付」を作ってみます。

 

本のタイトル

本のタイトルは本の最初にあることが多いと思いますので、最初のページに「本のタイトル」がある事務ページを作ってみます。

「本のタイトル」を入れたいと思う場所を選びます。
最初のページに入れるため、本文の頭を選択します。

f:id:oxoxoxoxy:20210421133140p:plain

 

 「レイアウト」→「ページ設定」→「ページ区切り」を選択します。

(セクション区切りは「現在の位置から開始」でもできます。)

f:id:oxoxoxoxy:20210421133451p:plain

 

行間を設定しているため途切れていますが、セクション区切りができました。

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ここから、「横書き」「縦・横共に中央にタイトルを入力(ページの真ん中に文字が入力)」できるようにします。

 

まずは「横書き」の設定をします。本文を縦書きにしたのと同じ手順で行います。

「レイアウト」→「段落」の右下にある記号を押し、「文字数と行数」→「方向」の「縦書き」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421133920p:plain

 

「余白」の「印刷の向き」で、「縦」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421134143p:plain

設定ができたら、「OK」を押します。

 

横書きになります。

f:id:oxoxoxoxy:20210421134245p:plain

 

次はタイトルを入力する位置を中央に寄せていきます。

中央に寄せたい文字や段落を選択し、「レイアウト」→「段落」の右下にある記号を押し、「全般」→「配置」の「中央揃え」を選びます。

(「ホーム」の「段落」からも設定できます。)

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設定ができたら、「OK」を押します。

まず横に対して文字が中央に入力されるようになります。

f:id:oxoxoxoxy:20210421134921p:plain

 

 

次は縦に対して文字が中央に入力されるようにします。

中央に寄せたい文字や段落を選択し、「レイアウト」→「ページ設定」の右下にある記号を押し、「その他」→「ページ」の「中央寄せ」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421135153p:plain

設定ができたら、「OK」を押します。

文字がページの中央に入力されるようになります。

(余白が上下、内外で異なるため、今回の設定では「1Pの中央に寄せられている」わけではありません。1Pの中央に入れたい場合は、余白などを均等に設定してください。)

f:id:oxoxoxoxy:20210421135233p:plain

 

 今回は「本のタイトル」と入力してみて、次のようにしてみました。

f:id:oxoxoxoxy:20210421173802p:plain

好きなフォントに変更する、大きさを変えると印象的なタイトル・ページになります。

 

※今回は先に行間を固定値に設定しているため、フォントを大きくすると次のように途切れてしまう場合があります。

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画面上は途切れてしまいますが、PDFにした場合は問題なく次の画像のように作成されます。

それでも、どうしても気になる場合は、行間の「固定値」を「一行」に変更してください。

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奥付

奥付は最後のページにあります。

そのため、最後となる部分を選択して本のタイトルを作成したときと同じように、 「レイアウト」→「ページ設定」→「ページ区切り」を選択します。

奥付は=『偶数ページ』になるようにしてください。本は必ず『偶数ページ』で終わります。

(今回は青空文庫江戸川乱歩『赤い部屋』を引用してしていますが、途中までを引用して利用しています。)

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セクション区切りを入れました。

ここから奥付の情報として「本のタイトル」「作者名」「印刷所」「発行年月日」「連絡先」を記載してみます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421174733p:plain

 

今回は横書きの奥付を作ってみます。

まず横書きの設定にしますが、本のタイトルを横書きにしたのと同じ手順です。

 

「レイアウト」→「段落」の右下にある記号を押し、「文字数と行数」→「方向」の「横書き」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421175029p:plain

 

「余白」の「印刷の向き」で、「縦」を選びます。

f:id:oxoxoxoxy:20210421175327p:plain

設定できたら、「OK」を押します。

 

横書きになったので、奥付に必要な情報を入力していきます。

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必要な情報を入力してみました。

「本のタイトル」「作者」は中央寄せにしてみました。

ここから雰囲気が出るように少しだけフォントサイズなどを変えていってみます。

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「本のタイトル」と「作者名」を大きめにして、横に対して中央に寄せてみました。

「発行年月日」「印刷所」「連絡先」は同じ大きさに揃えました。

また見出しに対応している年月日や印刷所名、連絡先の頭が整うように「タブ(→の部分です)」を入力しています。(※他にもうまい整え方があると思います。)

これで同人誌を出すのに必要な情報は記載できていると思います。

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奥付に少し情報を加えてみた場合

上で作った奥付に情報を加えて、次の画像のようにしてみました。

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加えたのは「感想フォームへのQRコード」と「注意書き」です。

注意書きは本の前の方に書いてあった方がいいかもしれません。また内容も「個人が作成したファンブック」「~などの描写があります」など作った同人誌の内容に合わせて書くといいと思います。

ちなみにここで作ってみたのは、どこかで見たような気がするくらいのぼんやりとした記憶から作った見本です。「こう作らないといけない」「この程度の注意書きでいい」という目安ではありません。あくまで参考程度にしてください。

 

 

ページ数を入れてみる

同人誌でも、ページ数はあった方がいいです。本らしくなる以外にも、原稿の確認がしやすくなるといった長所があります。

今回は、「本文にのみページ数を入れる」「事務ページにはページ数を入れない」ことにします。

また本文に入れるページ数も「偶数ページは右上、奇数ページは左上にページ数」を入れることで、見やすくします。

 

ページ数を入れない部分の設定を設定する

適当なページのヘッダー部分(上側の余白部分)で右クリックをし、「ヘッダーの編集」を開きます。

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ヘッダーとフッターの編集画面が開きます。

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本文となるページのヘッダーを選択し、「ヘッダーとフッター」→「前と同じヘッダー/フッター」を押して解除します。

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奥付のヘッダーを選択し、上と同じように「前と同じヘッダー/フッター」を押して解除します。 f:id:oxoxoxoxy:20210421182900p:plain

 

ページ数を入れる部分が本文と被ってしまっているので、「ヘッダーとフッター」→「上からのヘッダー位置」を調節します。今回は「7mm」にしました。

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偶数・奇数ページでページ数の位置を変えるため、「ヘッダーとフッター」→「オプション」の「奇数/偶数ページ別指定」のチェックを入れます。

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「ヘッダーとフッター」→「ページ番号」からページ数を入れたい場所を選びます。まずは偶数ページのページ数を入れてみます。

今回はページ上部で偶数ページは右上に入れたいので、偶数ページを選択し、「番号のみ3」を押します。奇数ページは左上に入れたいので同じように、奇数ページを選択し、「番号のみ1」を選択します。

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これで下の画像のように「本文にのみページ数を入れる」「偶数・奇数ページで違う場所にページ数」を入れることができました。

※入れたくないページにページ数が入っている場合は、「前と同じヘッダー/フッター」の設定を解除し、ページ数が入力されているページのヘッダーからページ数を削除してください。

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原稿をさらに編集したい場合

ルビを振る

Wordはフォントによって行間があるため、フォントの設定やルビを振ることで行間が変わってしまうことがあります。

行間を変えないようにしながら、ルビを振ってみます。

 

まずは「レイアウト」→「段落」→「間隔」→「行間」を固定値に設定します。(上の「行間を設定する」でしているので参考にしてください。)

ルビを振りたい部分を選択し、「ホーム」→「ルビ(ア亜とあるアイコン)」を押します。今回は文中の「緋色」を選択しています。

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ルビの設定が出てくるので、振りたいルビやルビのフォント、大きさを任意で設定します。(ルビは対象文字列から自動で入力されています。)

設定ができたら、「OK」を押します。

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 ルビを振ることはできましたが、途切れてしまっています。

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PDFにしてみると、次のようになります。

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このままだと読みにくいため、文章とルビの間隔を調整していきます。

ルビを振った部分を濃いグレーになるように選択し、「Shift」+「F9」を押します。(「Shift」+「F9」でフィールドコードを開きます。気になる方はフィールドコードで調べてみてください。)

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文字列の後ろの方の「(\s\up 8(ひいろ),緋色)」を「(\s\up 6(ひいろ),緋色)」に変更します。(変更した箇所には下線を引き、色を変えています。)

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再度、「Shift」+「F9」を押します。

下の画像のように「緋色」に振った「ひいろ」の間隔が寄ります。

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以上の手順でルビとルビを振った文字のスペースの調整ができます。読みやすい間隔に設定してください。

 

濁点を振る

小説同人誌を作るとき、本来では濁点がつかない文字に濁点をつけたいことがかなりあると私は感じています。たぶん、おそらくですが…限定的な場面かもしれませんが…

そのときに、ルビから任意の文字に濁点を振る方法です。

 

※ルビから濁点を振らなくとも、以下のような濁点が振ってある文字が用意されているフォントもあります。(原稿を作成している環境次第では、うまくPDF化できない場合もあるようです。私はうまくできなかったため、こちらのフォントは使用していません。)

okoneya.jp

 

濁点がつかない文字に濁点をルビでつける方法は次の通りです。

ルビを振りたい部分を選択し、「ホーム」→「ルビ(ア亜とあるアイコン)」を押します。

「ルビ」に「゛」を入力し、フォントの「サイズ」を本文のフォントと同じにします。この場合は本文で使っているフォントが9ptのため「9pt」と入力します。

今回は「あ」を入力し、「あ」に濁点をつけてみます。

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設定ができたら、「OK」を押します。

 

下の画像のように濁点がついているように見えます。

このとき濁点がついている位置が気になる場合は、上でルビを振っている手順からフィールドコードを開いて文字とルビの間隔を調整してください。

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お問い合わせのあった箇所

wavebox.me

こちらでお問い合わせのあった箇所の返信を行います。

 

 

扉を入れたいとき、奇数・偶数ページのヘッダー・フッターのページ数を削除した際に他の奇数・偶数ページのページ数も削除されてしまう

wavebox.me

いただいたメッセージと返信です。

ご連絡と丁寧なメッセージありがとうございます。

 

ご連絡いただいた問題ですが、次のような現象です。

このように本文(7~10p)があるとします。

 

8p目のヘッダー(ページ数)を削除します。

 

8pのヘッダー(ページ数)を削除すると偶数ページの10pのヘッダー(ページ数)も削除されます。

 

 

対処方法

sannka.booth.pm

 

こちらのテンプレートに添付してある「A6テンプレート(Word)」の使い方.pdf」の「・扉を複数入れる方法(扉を追加する)方法」を参照ください。

 

 

また上記の資料では分からない方は、下記の方法を参考にしてみてください。

・8pを扉にしたい場合

扉にするページの次のページの、最後の部分にカーソルをあてます。

(今回の場合は、8pの次のページ→9p)

 

先ほどの位置に「レイアウト」→「ページ設定」→「区切り▽」→「セクション区切り」を選びます。((セクション区切りならどれでもいいですが、今回は「次のページから開始」)を選択しています。)

 

次のようになります。(扉の文字は分かりやすいように入力しました。)

 

扉のページが奇数の場合は扉ページの次の奇数ページ、偶数の場合は扉ページの次の偶数ページで、「ヘッダーとフッター」→「ナビゲーション」→「前と同じヘッダー/フッター」を押し、「前と同じヘッダー/フッター」を解除します。

 

「前と同じヘッダー/フッター」を解除した画面です。

(「前と同じヘッダー/フッター」がグレーになっている場合は有効、グレーになっていない場合は解除されている状態です。)


ヘッダー・フッターを開き「ヘッダーとフッター」からヘッダーのページ数を削除します。


扉にする8pからヘッダーを削除しました。


上記の操作後、10pを確認するとヘッダーのページ数が削除されていないことが確認できます。

 

しかし、8pの前の偶数ページである6pのヘッダーのページ数も削除されてしまいます。

 

前のページのヘッダー・フッターが削除されてしまった場合、次の操作を行います。

扉にするページの前のページの、最後の部分にカーソルをあてます。

(今回の場合は、8pの前のページ→7p)

 

先ほどの位置に「レイアウト」→「ページ設定」→「区切り▽」→「セクション区切り」を選びます。((セクション区切りならどれでもいいですが、今回は「次のページから開始」)を選択しています。)

 

セクション区切りを入れた状態です。

 

扉のページ(今回は8p)で、「ヘッダーとフッター」→「ナビゲーション」→「前と同じヘッダー/フッター」を押し、「前と同じヘッダー/フッター」を解除します。

 

「前と同じヘッダー/フッター」を解除した画面です。

 

この状態で扉とする8pのヘッダーからページ数を削除します。

 

扉とする8pのヘッダーからページ数を削除した後、6pのヘッダーからページ数が削除されていないことが確認できます。

 

 

・セクション区切りって何?

セクション区切り ヘッダー・フッター(ページ数)
なし すべて連動
あり 各セクションごとに連動
(各セクションごとに設定を変えられる)

wordを使う機会があまりないと、セクション区切りの概念がまずよく分からないと感じやすいと思うため、表にしてみました。

要するにセクション区切りって何?と思われるかと思いますが、「一つのファイルに複数の書式の文書を入れるための区切り」を設定するのがセクション区切りです。(私が操作してきて感じたことです。たぶん……くらいに読んでください。)

つまり、「一つのファイルに資料Aと資料Bを入れたい」ときに、資料Aと資料Bの間にセクション区切りを入れることで、「資料Aと資料Bの余白を変える」「資料Aと資料Bの印刷の向きを変える」といったことができます。

今回は「扉の前のページ」「扉」「扉の後のページ」で各セクションに区切り、それぞれのヘッダー・フッターの設定を行っています。そのおかげで、「扉」部分のヘッダーのページ数を削除しても、「扉」とはセクションが異なる「扉の前のページ」「扉の後のページ」のヘッダーからはページ数が削除されません。

 

こういった機能は何に使うというと、プレゼンなどの資料で「横向きの画像と縦向きの文書をまとめた一つのファイルを作成したい」と言った場合に使われる機能です。(ちなみに、どうしてもセクション区切りが分からない場合は、横向きの資料だけまとめたファイルと、縦向きの資料だけまとめたファイルを別々に作成することでも対処は可能です。)

また同人誌の原稿作りでどうしてもセクション区切りが分からない際は、「本文1の原稿のファイル」「扉ページなどの事務ページのファイル」「本文2の原稿のファイル」……といった形でファイルごとに作成して入稿するのもいいかと思います。(この手段ができるかは、入稿する印刷会社さんの仕様をご確認ください。)

 

セクション区切りの説明ですが、こちらのページがとても分かりやすかったためリンクを貼っておきます。

sakusaku-office.com

京都みなみ会館での上映時機材トラブルについて

京都みなみ会館さんで、2021/4/17の15:15から上映の『悪魔のいけにえ』であった機材トラブルについての体験談です。

 

 

経緯

京都みなみ会館に久しぶりに映画鑑賞に訪れました。一度の休館から再度営業を再開してから、初めての鑑賞となります。
かなり遠いので感染症も考えて行くのをやめようかと思っていましたが、交通機関が空いていると噂で聞いたのでガラガラの交通機関を利用して行きました。

音響を特別に調整した『マングラー』『悪魔のいけにえ』をとても楽しみにしており、『マングラー』の鑑賞は無事にできました。(やはり最高なんだよな...)
問題は『悪魔のいけにえ』で起こりました。

ちなみに鑑賞した映画についての、京都みなみ会館さんの公式ページは下記を参照してください。

kyoto-minamikaikan.jp

 

トラブル

タイトルにもある問題があったのは『悪魔のいけにえ』の上映でした。
詳しい日付と時間は以下の通りです。
「2021/4/17 15:15上映」
こちらも上映前に音響を担当された方の説明が聞けて、非常に楽しみだったのですが、次のトラブルが発生しました。

 

上映トラブルの内容

・序盤の場面で大きなノイズが一瞬混じる。
(このときは、音がきれいらしいので、マスターフィルムにあった音でも過去に鑑賞したときに気がつかなかったのかと思いました。一瞬だけだったので、驚いたで済みました。)

・終盤の場面から大きなノイズが混じり続ける。
(どれくらいノイズが続いたかは、わたしが途中で退出したため不明です。)

 

 

以下は、このトラブルがあった上映についてすぐにメモしたものです。(色がついている部分です。)


悪魔のいけにえを見ている途中(サリーたちの家に着くところ)に大きな雑音が入って(こんな音あったか?)と思っていたら、終盤(サリーが連れ戻されるところ)でまた続いて入ってしまっていてあまりの大きさに耐えきれずに退出したら、体の震え、過呼吸気味、涙が出る、他人が一切信頼できない(あまりの怖さに誰も信用できずにその場から動けない)、発声ができないという症状が出てしまい、控室に連れていってもらったけど、水をもらったはいいけれど、そのまま放置されていた。

(※これは鑑賞後に書いたメモです。)

 

※このときの謝罪は「機材トラブルで、すみません」という一通りのものだったと記憶しています。

※「放置されていた」とありますが、わたしが自分の体の異変に対して静かな場所で大人しくしていれば大丈夫だと判断し助けをもとめなかった(誰かを呼んでほしいなどの要求をしなかった)こと、スタッフさん方はトラブルの対応をされていたことが窺えましたので、不満などはありません。対応も可能な限りしていただきました。

※こうした症状が音が原因で出てきたのは、初めてのことで怖かったです。

 

 

ちなみに鳴り始めたノイズの音は、わたしにとっては「咄嗟に耳を塞ぐほどのもの」でした。
耳から手を離すと、キンキンした音となり、何も音を感じられなくなりそうで怖かったです。

 

トラブルによる途中退室と体の異変

劇場で急に鳴り始めた爆音にわたしは両手で耳を塞ぐのに手一杯で、荷物もその場に放置して劇場から抜け出しました。
扉を開けるために耳を離して、扉を開かなければいけないのが本当にいやで、耳から手を離さずにその場で耐え続けるか、劇場から出るかをかなり迷いました。それでも、耳を塞いでもあまりに大きな音で耐えきれずこのまま耳や聴覚が潰れるかもしれないという恐怖で出ました。本当は迷惑にもなるため、上映中の退出はしたくありませんでした。長時間上映の休憩を除き、初めて上映中に入退出をしてしまい、複雑な気持ちです。
(荷物はスタッフさんが取りに行ってくれました。このときの音は、わたしが初めて荷物を置き去りにしてどこかに行くほど、身の危険を感じるものでした。)

その後で上映が再開されたのを見ました(※スタッフさんに鑑賞に戻るか、中断して返金を頼むか聞かれました。どうしても見たかったので、わたしは鑑賞を選びました。)が、終盤で大きい音が出るたびにびくびくしてしまい、(こんな映画鑑賞は初めてだ...)と思いました。
常に恐怖が味わえると思うと最高ですが、大きな音がするたびに怯えて過呼吸になりそうで精神的には最悪ですね。わはは!(笑えない)

 

トラブル後の劇場の対応

その後は上映が一度中断したために配布された招待券はもらいましたが、「なぜ・どういった機材トラブルがあった」、「体調や精神面で問題があった人は〜してください」、といった説明や案内はなかったと思います。(※上映中に機材トラブルで中断したことへの謝罪と、招待券を配布しているのでほしい方は受け取ってくださいという連絡はありました。迅速な判断と対応で、ありがたいです。)
わたしがその場にいるのもいやで、さっさと建物から出てきてしまったため、確認できてはいませんが...
上映作品以外で怖い思いをさせてきた(わたしがしてしまっただけかもしれないですが)場所に長くいたいと、わたしは思えなかったです。

 

 

鑑賞後に考えたこと

鑑賞中も鑑賞後と、わたしが音に敏感すぎるからいけなかったのか、見に行くべきではなかったのかと思ったのですが、京都みなみ会館さんで過去にしていた爆音上映や塚口サンサン劇場さんでの爆音上映、シネコン規模の劇場で見ていても、大きな音で楽しい!と好きだったので、今回の「本来の作品にはない異様な大音量のノイズ」「知っている作品とは異なる音が聞こえる違和感・戸惑い・混乱」が組み合わさった結果、恐怖を感じ、身体にまで症状が出てしまったようです。
今まで、音が出ない、上映が始まらないというトラブルも何度かあったので怒っているわけではないのですが...(何をするにもトラブルはつきものだと考えています。その後の対応についても十分だと感じております。)

何というか映画館に対してわたしが求めているのは、「安心して映画館に没入できる環境」であり、「無防備になって、五感を研ぎ澄ませて作品を楽しめること」だったので、その信頼がなくなったなとしばらく時間が経ったところで言語化できました。
特に「悪魔のいけにえ」は音を楽しんでほしいとも事前に登壇された方から言われていたので、ノイズも(作品にあった音なのかな、作品に入ってしまったノイズでさえも再現したのかな)と、音声に携わった方を疑わずに信頼して思っていた部分がありました。

そうしたいくつかの理由で、

・精神的に無防備な状態で大きなノイズを唐突に聞いてしまった

・普段の上映とは違う音響のため、すぐに異常か分からずにその場に留まってしまった

ために、「危ない状態だ」と感じて体に異変が起こったようです。

 

けれども、自分の身に起こったことと今回のトラブルは可能な限り分けて考えておいて納得をしたいと思いつつ、不満がまったくないわけではありません。

・トラブルが起こったのは仕方がないが、その後はどうするのか

ということです。
こちらに関しては、劇場側から説明もなかったので…
(※2021/4/17、20:40に京都みなみ会館さんのツイッターを確認しましたが、このトラブルについては発信されていませんでした。)

こちらとしては安心して作品を見たいために劇場を信頼しているので、今後は再度起こらないようにする旨の発信、なぜ起こったのかの原因調査、再発防止や対策などがあるとありがたいと思いました。

 

<2021/4/18 追記>

機材トラブルにせよ、身を委ねている環境下でパニックになりかけてしまった出来事で、へたをすれば病院に行く羽目になっていたかもしれないので、何が起こったかの事実の発信、そこでわたしのような体調に異変があったことなどを情報として発信はしてほしいなと思いました。

わたしがもしも、過呼吸で倒れた、パニック状態が収まらなった場合、これから先にこの経験がきっかけで爆音への恐怖心で日常生活に支障があった場合、頼る先はおそらく病院などになるはずです。

そのため、たとえ映画館であり、身の危険が少ない場であっても「こういった出来事があった」と明らかにはしてほしいと思っています。

 

 

参考ページ

京都みなみ会館

kyoto-minamikaikan.jp

 

boid sound映画祭】キング・オブ・カルト特集

kyoto-minamikaikan.jp

 

boid.net

www.boid-s.com

 

2021年1~3月の日記らしいものたち

端末に書いた日記らしいメモです。
特に意味はないのですが、とにかく何かを出力したいときに書いたようです。
2021年からのものです。
ときどきある映画の感想は内容に触れていますので、お気をつけください。
記号になっている部分は、個人的になくてもいいと思ったり、個人の要素が強いと感じたために置き換えた部分です。特に意味はありません。
 
※色がついているところは加筆部分です。

 

 

 

日記

2021/1/10
電車の座席にマスクだけおいてある...

 


2021/1/20
今年、思想(思考の癖みたいな...)ものが変わっていることに気がついた。
生きていることに意味はない(人類が繁殖することに何の意味があるのか?)ので、この生という現実に干渉と認識できる環境で遊び尽くすか...みたいになってきた。

※この考えを誰かに押しつける気はありません。ただ私の価値観、思考の傾向の癖が変わってきているらしい…くらいのものです。

 


2021/1/22
破滅的な食生活だと騒がれている人の朝食が、●●●●●●●●●●●●●●●で、もしかして私も●●●●●●●だったのか? と思いました。
今日の朝食は●●●●●●●●●●●●●●●●●です。

 


2021/1/23
電車で小学生たちが並んで座れる場所がなくて立っていたので、立って席を譲ろうとしたけれど、わたしが完全に戸惑って何も言えなかったのに、小学生が察してくれたことで無事に席を譲れてありがとう...になりました。

 


2021/1/25
体調が優れない。
動けるが、うまく動けない気がする。
不安が強いためか、ホルモンバランスの乱れか...?
1/20頃から明らかに睡眠の質が変わっている。(夢を見やすい、眠りが浅く途中で起きる、寝付きが悪い)

 


2/20
「TENET」を見ていたら、途中から分からなくて(す、すご〜...!)で終わっていました。(「インターステラー」を見ているときの方が、分かった気がしました)
物語の文脈は読み取りやすくて、主人公が未来で過去に向けていろいろしていたり、ニールの依頼主が未来の主人公だったり、主人公が過去で逆行していろいろしていたのをニールが隠したんだなとは分かったのでよかったです。

位置エネルギーや移動エネルギーの結果と過程を、どの時間(前進・逆行)から見るか?みたいに考えればいいのかなとか思って見ていました。
エントロピーの減少って聞いても、(SCPみたい〜!)って思ったくらいの知識(知識なのか?)だから...そもそもエントロピーの減少ってなんですか?となってしまい...
(ある点から別の点へと移動した物体があったとして、片方の点の位置エネルギーを減少させれば、減少させたエネルギー分だけ移動した物体が元の位置に戻り、つまり巻き戻しをしたように見えるということですか?) 

エントロピーの減少を操作する対象が弾丸であれば、移動させた分だけ前進・逆行になり、人であれば未来・過去へ向かって行動することになり、それが前進と逆行(巻き戻し)に見える(観測される?)ということなのか?
時間の前進と逆行の挟み撃ちは、中間地点に当たる時間へ前進・逆行する時間から干渉を可能としていて、単純にこれから発生する(させる)現象に対して干渉できる時間地点を前進の一点だけではなく、前進・逆行の二点にでき、有利に動ける...ということなのか?
...分からないということだけがよく分かりました。

※今でもほとんど分かっていないです…

 


2021/2/25
赤書きされた自分の文章をみたら、「誤字脱字誤用、構成の甘さ、論点のぶれ、論拠の不足、出典誤り」が一瞬で思い出されて破壊される(※衝撃を受けるの意。驚いたときに頭が空っぽになるようなものです。)と思いました。
趣味のことで、そういう本気の文章校正を思い出させてくれるの普通にトラウマ作られるかもしれないのに、した側にとっては善意なのも怖すぎる。
...逆に、文章に対する姿勢や観点、知識が違うと分かっていいかもしれないですが。
赤書きをいい意味で受け取れる人、あまりにも自分と文章を書いてきた環境が違いすぎる...戦場で育った戦士が平和になった街の静けさと穏やかさに発狂しそうになる感覚です。(違います)

※それでも、文章に対する接し方が全然違ったことが分かるので、複雑な気持ちになるなと思いました。

(※同じ作業や趣味に対してのかける労力や、楽しみ方の差、時間をかけて勉強した部分が違うのかと感じると、よく分からない「この人とは、何か違うんだな」と冴えてしまう感覚です。そう思うと、わたしは文字や文章に対して比較的こだわりが強い傾向にあるのかもしれません。)

 

 

2021/3/6
広東語で「貓」の発音が「maau」ということに、「エグザイル/絆」の中盤で泰さんが貓さんを呼ぶ場面で気がついて、なるほど〜!となった。
これを日本語の表音文字で表せない(そもそも言語の違う音声を完全に表記はできないうえ、日本語には発音を表す記号がないために表音文字で表記して表すほかないため)ので、話の中で貓さんの名前を呼ぶところをひらがな表記で表すのをどうすればいいのかと真剣に迷ってしまう...

※真剣に広東語の「貓」の発音表記をするとすれば、「maau1」で表記するか、それを聞き取ったわたしが可能な限り日本の表音記号に当てはめた「まあう・まぁう・まおぅ・まお」とするか、くらいだと思います。ただ「maau1」で表記をすれば、作品全体の可読性を下げるうえに「そこだけなぜ忠実に広東語を再現しようとするのか」という違和感を生んでしまう。翻訳や海外の言語を「可能な限りニュアンスや音などを再現する」試みは可能であるけれど、前知識のない大多数の読者を想定したうえで誰にとっても「瞬時に理解できる形で海外のニュアンスを完全に再現」は不可能だとわたしは思っています。そこに割く労力やコストにも限度があるわけですし…
しかし、単位が異なるものを完全に変換しようしているようなもので、言語が異なるものを音声や文脈、文化を踏まえたうえで読みやすく、齟齬のないように表現できるはずがないので諦めようと思いました。(そもそもわたしは香港・マカオで暮らしたことがないので、理解した気にしかできないのだろうな...と思う。それを言い始めると、創作ができなくなるのでこのあたりの思考は倫理観や自分の知らない文化への敬意を忘れないようにしながらも緩くしていきたいです。)

電車がとまって、そのときに電車の中から見え建物のベランダ(外通路?)で煙草を吸っている人がいて、こういうときに何だか外に出てよかったとか、自分は一人ではなく誰かの世界に認識されているみたいな第三者性や他者の存在を思い出したり、生活するっていうのはこうした何気ないことがたくさんあるのだろうなと思ったりしていて、楽しいと思っているらしいなと思った。(ある一つの事象を観測してそこから誘発された感情の発露の大小をわたしは楽しいと認識しがちである)

「クローゼット」を見るたびに、(え...キム・ナムギルさんとハ・ジョンウさんって...めちゃくちゃかっこいい〜!!)になっていて新鮮な最高が摂取できるようになってきたのでどうやら推しです。

何回か行くネパール料理料理屋さんで、サービスでチャイをいただいてありがたかったです。
顔を覚えられたのかなと思うと少し恥ずかしいですが...

 


3/9
この時期は何かの境目だと、ようやく言葉にできた気がする。

よく音楽を聞いていて、過去を思い出すと当時よく聞いていた音楽を思い出すことに気がついた。
いつも聞いている音楽に変わりないとかなり長い年月の間思っていたけれど、そうでもないらしい。
最近は、「HASAMI group」の曲を聞いている。(2020/12から)
「カルト」「ツイソ」「謎の調査団」などをよく聞いている。以前は、「Sasakure.UK」の曲をずっと聞いていたのでかなり大きな変化だ。

 


3/16
同性婚ができるといいな〜と思った。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●結婚は『身体的な性別によらず、お互いが好きで、婚姻する関係を持ちたい相手同士』でできればいいと思っている。
小さい頃から、「結婚は好きな人同士ですること」という認識があり、今でも「まだ同性婚ができないの?!」と驚くし...
でも、こういう流れでいわゆる異性愛者や異性同士で結婚している方が「同性婚に理解がある人物」として「いい」と言っているのを見るとまだもやもやする。
「大多数・マジョリティ側からで、安全地帯(負担のない立場)から『いい・賛成する』とだけ口で言っているのだろう」(※そもそも大多数派が少数派に対して、「理解をしてやろう」という強い立場からの考えを感じてしまう。そのうえ、「少数派だから理解をして、応援してやろう」というのも感じていて、「差別がないから~の要素を持つ人と知り合いたい」といった「特定の要素を持つ誰かが少数派に属する”異物”だと認識したうえで関わり、そういった人に関わることがあたかも特別だと思っている」のではないかと警戒してしまっているのかもしれないです。こうした考えこそが差別なのでは…? と思いつつ、不勉強なためにうまく思考がまとまらないです。)と思ってしまうためだ...(安易に反対されるより、安易にでも賛成してもらった方がいいのかもしれないけれど)
そもそも、少数・マイノリティ側は「進んでいってもらわないと困る、人権(自分や大切な人)を守るために」なのに対して、大多数・マジョリティ側は「自分とは関係ないけど、進んでいってほしい」だから、そもそもの熱意や意識みたいなものが違うのに、その差にもやもやするのがおかしい(他人にもこれくらい考えてほしい、という強制はできるわけがない。それこそ、人権侵害になる)し、面倒な人間の感情という機能だなと思いました。


でも、地震がほぼ起こらない地域で暮らしていて、地震の被害に遭った方に気軽に支援したい、応援しているとか言えね〜とも思うよ。(※例えがおかしい)

 

 

3/17
風邪気味になった。
くしゃみがいつもより多く出て、アニメや漫画でよく見る風邪の描写みたいだと思いました。
たくさん食べて、カイロを貼って、養命酒コーワゴールド飲みました。

 

 

3/18
風邪は悪化しました。
変な夢をたくさん見た気がする。
眠っているのに、頭や一部の感覚だけが起きている感覚でうずくまっている...みたいな感じでいました。
薬を飲んでも、徐々に目や口、喉、鼻が痛かったり、むずむずしていて、頭が痛くなってしまった。
途中まではいつもと違う体調で体の変化がおもしろいなと思っているけれど、ここまでくるとあまり考えられなくなったり、ふらついてしまうので困るなと思いました。

食べるために手を動かすのができなくて、ピザを買いました。
インターネットで注文も精算もできるし、本当にありがたいなと思いました。ピザはとてもおいしかったです。4つの味のピザを一気に食べて、めちゃくちゃ元気か...? と自分でも引いたけど、その後はぐにゃぐにゃしていた。ホットカーペットで溶けた猫くらいぐにゃぐにゃかもしれないけれど、まだぐにゃぐにゃと無防備が足りない気もする。

体調が悪くてほぼ何も書けないのですが、こういうときに脳はいくつもの機能や組織を成す細胞によってできていて、意識も複数の機能が重なった現象で、体調が悪いと脳の機能のどこかが動かないらしいと分かっておもしろいです。

買ったDVDを発送して...と思った。まだです。

 

 

3/20
買ったDVDの一枚が用意できなかったから、まだ待つか、キャンセルするかの連絡が来て、記憶を失った英語で必死に返しました。
送った後で間違いに気がつくし、英語を勉強しなくなってもとからできなかった英作文がもっとできない(どうやって英語で作文していたかという思考方法まで忘れているので)のに気がついておもしろかったです。

 


3/21
朝からずっと雨が降っている。
たんたんと大粒の雨が降る音が聞こえる。
ガラスがくもっていて、面白かった。通りが霞がかかったようで灰色になっていて楽しい。

 


3/22〜3/23
何だかいろいろとあって(ない気もする)、眠れないし、危ない気がしてきた。
(眠れないのはここ半年ほど?な気もする)
食べるのが面倒くさいと思う。胃瘻したいよ...(最悪)
スーパーでパンを買うのが、地味に好き。
(※何も書く気力がなくここまでしか書けなかった。疲れているときは、細かいことや理屈っぽいことを考えにくくなるらしいです。)

 


3/24
ほとんど行ったことのないお店で、一番おいしそうなお弁当を買ったら一番高いので買い方に慣れてない感じになった。
でも、(私のセンスがいいからな...)とすぐに調子のいいことを考えていた。

 


3/26
映画モンスターハンターを見る前に「ゲームしたことないし、まあ先にパンフレット買って見ても平気だろう!」と見てみたら推しが見開きでいて(うわ〜!!!???)となって咄嗟に目を閉じました。薄目で見たのにほぼ劇薬みたいな威力(癒やし力)がありすぎて、ドーピングみたいになってしまいました。
心拍数が跳ね上がるし、涙が出るし...トニー・ジャーさんは最高なのだ...と分かりました。体温上がってきたんですけど...何これ...いつの間に体が...?(『ドラゴン×マッハ!』からこうなったのに慣れていない)

 


3/27
証明写真機を使ったら、「これ簡単ですか?」と聞かれて証明写真を撮れるまで一緒にいて謎すぎた。
スマホ用の写真を撮ってしまったらしくて、実物の写真が撮れるまでなぜか一緒にいたけれど、見知らぬ人(この場だとわたし)を信用して相手の方はいいのか...と思った。
分からないことでもある程度一人でできるか、人にうまく頼っていけるようになりたいなと思いました。
証明写真機が今までに見たことがないくらい人がいておもしろかったけど、マイナンバーのラッシュらしい。高齢の方はスマートフォンを持っていないと知ったり、何だか難しいのだろうなと思いました。
「近所の写真屋さんに撮ってもらおうと思ったけどね〜!」と言われて頷いたけれど、わたしは知らなかったのでおもしろかったです。(このあたりに住んでいるのはまったく長くない)

そういえば、長く住んでるわけでもないのにときどき道とか聞かれるの普通に何で?と思う(一番長く住んでいた場所は単純に人口が少なかったのか?)。一人で音楽を聞いていて、気の抜けた格好しているのに声をかける相手として選んだなら、もっとまともそうな方に声かけた方がいいですよ...と思う。

電車の窓際に置いてある眼鏡があった。

『ダーリン』『インビジブル・スパイ』がどちらもすごくて、最高でした!
ただ『インビジブル・スパイ』は主人公たちに苦難を与えて最後の結末は前作と一緒にしないという決まりでもあったのか...悲しい...
来世...! 今生でもしあわせになってほしいです...

少年に辛い過去を背負わせないでほしいと切望しつつも、わたしもする(※二次創作などの創作上での話です。)ので何も反論できずに呻きそうになりながら見ていました。
プリキュア〜!!になるところがあったので、最高!! (顔がいい二人が背中を預けあって共闘するのにプリキュアという概念をつけてしまった)
牛?!牛...ってなるのもすごい。普通の映画はならないけど、香港映画だから説得力がすごかった。香港映画だから牛も出てくることがあります。(見たことないですけど...)
壁のモザイク画を見た瞬間に(えっちになるか試す画像!)って思ったのですが、後から伏線が回収されてからめちゃくちゃ申し訳なくなりました。

 

 

 

その他備忘録

これらのテキストを書いたときは、微妙に体調が悪い時期だった、と思う。(「思う」というのは、わたしの体調が悪いかどうかを未だに自分でも分かっていないためです。)
体調が悪くても、「周りと比べれば普通」「我慢するべきだ」「体調が悪い気がするだけだ」と思い込んで気がつかなかったふりをしてきた負債がきてしまったらしいです。
おかげで、書いた日記も今まで以上に支離滅裂で、日記というよりもそのときに思ったことや記録を後で読み返すことを意識せずに書き残した分かりにくい文章となりました。

脳の機能の一部、引いては身体の機能の一部がうまく動かなかったらしく、文章が口語によっている気がしており、私自身で読み返しても何だか整っていないと思います。

それでも、かなりそのときのことや何を考えていたかは思い出せるので、一応文章や文字としての機能は残っているようです。

自分にしては比較的たくさんのことを考えてみたり、いろいろなことをしていました。

 

知らない人から声を掛けられるのはときどき(たぶんです。他の人はどうだろうというのを知らないからです。)あって、大抵は道を聞かれるのだけれど、うまく答えられた試しがないです。知らない人が声を掛けてくるのは意図もすぐに読めないし、悪意(たとえ善意であったとしても、迷惑と感じる行為をするつもりなのか)があるのかも窺えないし、少なくとも得意ではないと思いました。

そういえば、人といて知らない人から話しかけられたことがあったのですが、知らない人がどこかに去った後で一緒にいた相手から「心を閉ざすね(身構えている、警戒心がすごい)」と言われたことを思い出しました。そういう見知らぬ人に対して瞬時に警戒する時点で、知らない人から声を掛けられるのが得意ではないとよく分かります。

 

それにしても、体調が悪くなるということは「平常時からの変化」であり、平常との差を実感できるのが楽しいです。

わたしは不調時にある一定までくらいなら「何かいつもと違っておもしろい! もっといつもと違う感覚を認識したい!」といつも通りのことをして、さらに体調を崩しがちです。どこかの防衛機制とか自分へのいたわり(自分で言うと滑稽ですが。)が欠けているのかもしれないとは思いつつも、脳の機能が低下していることで、自分の思考や自我みたいなもの(自分という意識や現象)が揺らいでいるのがやはり面白いです。

 伊藤計劃の『ハーモニー』ではないけれど、自分の意識とか意思というものは、結局のところ脳というたんぱく質によって成される多層の機能や、内分泌による作用、脳と身体から成るエネルギーのやりとりとフィードバックでしかなく、風邪や体調不良で簡単に揺らぎ、またその揺らぎを自分自身で認知できると思うと、私自身の自我や意思、意識も簡単に壊せて、哲学的ゾンビみたいな存在になれるのではないかという憧れ、興味関心があるのだと思いました。

小さい頃からずっと自我や意識、主義みたいなものを破壊して、機械的というか単なる電気信号と細胞の層の反応に従って生きられたらという憧れがありました。今でもあります。

 

折本を作ってフォントを確認してみる

同人誌を作っていると、よく迷う・よく調べられていると感じるのが「フォント」です。

無料・有料まで様々なフォントがあり選択肢に迷う一方で、確固たる正解はないという状況なためにかなり迷ってしまうとわたしも感じています。

そのため、今回は「実際に印刷をしてフォントを確認できる折本のデータ」を作ってみました。

折本のため、実際に本にしたときの印象とは違うと思いますが参考にしていただければと思います。

 

※PDFの編集は「一太郎2021 プラチナ」に付属の「JUST PDF4」を使っています。

 

 

 

 

折本データを作る

一太郎で扉、本文、奥付を作る

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今回は一太郎の操作に慣れる練習も兼ねて、一太郎で作成してみました。

作成した際の画面は上の画像の通りです。

 

折本の構成は以下の形にしました。

・表紙(折本の説明)

・同じテキストを1Pごとに6つのフォントに分けて本文として掲載
 ・MS明朝
 ・游明朝
 ・FJS-UD明朝Pr6N L(「一太郎2021 プラチナ」付属)
 ・しっぽり明朝
 ・FJS-筑紫明朝Pr6N L(「一太郎2021 プラチナ」付属)
 ・FJS-筑紫Aオールド明朝Pr6N L(「一太郎2021 プラチナ」付属)
 上記の6つのフォントを今回は利用しました。

・奥付

※上下左右のたちきりの設定はしていません。

 

サンプルとして使ったのは、次のテキストです。
江戸川乱歩『赤い部屋』、青空文庫、2016年6月10日作成

www.aozora.gr.jp

 

扉・奥付を作る

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「書式」→「ページスタイル/中扉/奥付」→「中扉の設定」または「奥付の設定」でデフォルトの扉・奥付の設定を選び、書いた表紙・奥付部分のテキストを選択して作りました。

 

 

本文(各ページのフォントやヘッダーを変える)

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「書式」→「ページスタイル/中扉/奥付」→「ページスタイルの設定」で各フォントに合わせて設定を作成し、本文のテキストを選択して作っていきました。

この設定をすることで、ページスタイルごとにヘッダーなどの設定ができるようになります。今回は、これで各ページごとにヘッダーを変えていっています。

 

備忘録

一太郎」が「Word」と違っている点は、こうした「ページスタイルを設定する」という機能に依拠する部分が大きい点だと感じました。

「Word」もスタイルの設定がありますが、別の設定からヘッダー・フッターなどを入れたい場所のみに入れられます。(セクションという概念で設定しています。)

「Word」の方が一括で設定できないために面倒・手間が掛かるかもしれませんが、「一太郎」はページスタイルの設定が必要なので、一度設定を作った後にこうした設定をいかに効率よく使っていけるかがポイントなのかなと思いました。

逆を言えば、「ただヘッダー・フッターを各ページごとに変えたいだけ」という場合でも、「一太郎」はページスタイルから設定しなければいけないという点にもつながる…? 気もしました。(これを長所・短所とするには時と場合、使う人によると思いました。)

 

 

折本のデータ(PDF)を作る

今回は「一太郎」の機能にある「アウトプットナビ」から折本のPDFデータを作って生きたかったのですが、なぜか作ると真っ黒のPDFが作成されてしまいました。

そのため、今回は「自分で折本の面付けをする」という方法を取りました。(本当は「アウトプットナビ」の一発で自動で作れる機能を試すつもりでした…楽なので…)

 

一太郎」で作成したデータをPDFとして保存する

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「ファイル」→「他形式の保存/開く」→「PDF保存」を選択して保存します。

 

 

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「JUST PDF4(編集)」で確認すると、このようなデータができます。

 

 

「JUST PDF4(編集)」でA3の形に結合していく

印刷したときに折って本になる形になるように面付け(配置)をして、一枚になるようにしていきます。

折本と言っても、いろいろな面付け方法があるので、調べるとたくさん出てきます。

今回は「一太郎」の「アウトプットナビ」の画面を参考に貼っておきます。(どのページが折本の説明として分かりやすいのか、わたしには分かりませんでした…)

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先ほど作ったPDFを「JUST PDF4(編集)」で開き、「編集」→「ページの結合」から結合し、折本の面付けになるようにしていきます。

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いろいろして、折って本ができるように面付けできました。(これを作るまでにかなり失敗もしていますが…)

A3で印刷して折っていくことで「A6の8Pの折本ができるデータ」が、これで完成です。

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印刷をして折本を作る

印刷をする

今回はコンビニで印刷をしてきます。

ネットプリントに登録、USBなどの媒体に保存して印刷をします。

このあたりは調べれば詳しく出てくるので、利用するコンビニやサービスに応じて調べてください。

今回は次の設定で印刷をします。

・白黒(カラーの必要がないため)

・片面

・A3(折ってA6にするため。A4で印刷すると、折ったときにA7になります。)

ここで必要なものは、印刷するデータと小銭くらいです。

 

 

折って折本を作る

 印刷した紙に折り目をつけて、真ん中に切れ目を入れて本の形に折っていきます。

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折ってこのような形になりました。

久しぶりに作ったので「本だ...!」と感動しました。

 

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中身はこのようになっています。

それぞれのフォントの特徴が紙で確認でき、作ってみて想像以上にいいと思いました。

 ・MS明朝
 ・游明朝
 ・FJS-UD明朝Pr6N L
 ・しっぽり明朝
 ・FJS-筑紫明朝Pr6N L
 ・FJS-筑紫Aオールド明朝Pr6N L

今回の折本で使った上記のフォントですが、どれもきれいに印刷できました。

そして、どれも特徴がありますが、読みやすいと感じました。どれかのフォントが特に読みにくいといったことは感じません。 

 

一度作ってしまえば、元のデータのフォントを変えるだけで他のフォントを確認できるデータも作れるので、小説同人誌を作る前にフォントの感覚が知りたいときに印刷してみるのがいいかもしれません。(一度作るのが大変ですが…)

 

 

作った折本のデータ

こちらに置いておきますので、ご自由にダウンロード・印刷して折本を作ってみてください。

PDF形式とjpg形式があります。

他にもフリーフォントの比較などができそうでしたら、他のフォントを使った折本のデータも作るかもしれません。

 

《2021/4/26 追加》

別のフォントを利用したデータを作成したので、追加しました。

 

 

今回利用したフォントについて

 ・MS明朝
 ・游明朝
 ・FJS-UD明朝Pr6N L
 ・しっぽり明朝
 ・FJS-筑紫明朝Pr6N L(「一太郎2021 プラチナ」付属)
 ・FJS-筑紫Aオールド明朝Pr6N L(「一太郎2021 プラチナ」付属)

この6つのフォントですが、私は「MS明朝」「筑紫明朝」「筑紫Aオールド明朝」を利用して原稿を作成したことがあります。

 

《2021/4/26 追加》

・さつき源代明朝
・源暎こぶり明朝
・源暎ちくご明朝
・IPAex明朝
・錦源明朝 Light
・アプリ明朝

以上のフリーフォントを利用した折本のデータを追加しました。

 

 

フォントの可読性についてあまり詳しいことは分かっていませんが、個人的に読みやすい・作品の雰囲気に合うと感じているフォントを利用しています。

 

上記のフォントですが、無料・有料かは環境で変わってくるかと思いますので、申し訳ありませんが調べてください…

ただし、今回使用した「UD明朝」「筑紫明朝」「筑紫Aオールド明朝」は、私の場合は有料でした。(「一太郎2021 プラチナ」に付属しているフォントです。)
「しっぽり明朝」フリーフォントとして配布されています。

 

個人的にはこういったフリーフォントを本文に使うと、縦書きでレイアウトが崩れる、「Word」でうまくPDFにできないといったことがかなりあったので、ワープロソフトに付属しているフォントや有料フォントをおすすめしています。(※利用については規約などをご確認ください。)

フリーフォントを使った原稿を入稿する直前で「うまくPDFにできない!」「PDFにするとレイアウトが崩れる」などのひやひやした経験がわたしにあるだけで、小説同人誌に利用されている方はいらっしゃいます。

そのため、フリーフォントを小説同人誌に使いたい場合はこの記事ではなく、他の記事を参考してください…

 

 

「MS明朝」を小説同人誌に使うメリット

「MS明朝」が小説同人誌に使わない、使わない方がいいという意見もあるらしいですが、「そういう考えがあるのか」くらいでいいとわたしは思ってます。
「MS明朝」を使っても、読むことに支障はないと思っているためです。

それでも、無料で使いやすい「MS明朝」を使うべきではない・使う本は読まない(=使うことに対して圧を感じてしまう。)印象を少しでも変えて、気軽に小説同人誌を作ってもらえるといいなと思います。

そこで、「MS明朝」のメリットを考えてみます。

「MS明朝」は「Word」との相性もいいので、安定して縦書きにも利用でき(縦書きで表示が崩れることがない)、PDFにしたときもレイアウトが崩れにくいです。
そのため、同人誌を作るときに何も分からない段階で、ひとまず原稿を作るのが目標の場合には「フォント」「PDF」についての学習コストを減らすことができます。

原稿に慣れてきて、「フォント」「PDF」について調べる余地が出てくるまでは、「MS明朝」を使うという選択はメリットになり得るかもしれません。

 

 

利用したフリーフォントのリンク

利用にあたっては、配布先の規約や説明をお読みください。

しっぽり明朝

さつき源代明朝

源暎こぶり明朝

源暎ちくご明朝

IPAex明朝

錦源明朝 Light

アプリ明朝