VCDを見たので、その記録です。
なぜこれを書いているのかというと、この現代ではVCDを見る方がいないために、VCDを見にくいためです。
見られるかも分からないVCDを、VCD本体よりも高い空輸代を利用して入手する緊張感を味わってほしくないので、これを書いています。
こうした思いをするのはわたしだけで十分です…
VCDとは
ビデオとDVDに移行するまでに存在した、「VCD」という媒体らしいです。
日本ではビデオ→DVDという流れで移行したため、馴染みの少ない媒体となったようです。
詳しくは知らないのですが、香港などではビデオ→VCD→DVDという形で移行しているため、馴染みのある媒体らしいです。
わたしも最近になって知り、まったく詳しくはないので
を参考にさせていただいています。
VCDをどうしても見たい事情があったのですが、日本で見る方法や手段について書かれているページが少ないため備忘録を残しておきます。(事情は余談に書いています)
令和の時代、東京五輪が開催されるか話題になっている「AKIRA」の未来として存在しているはずの2021年にVCDを鑑賞するために足掻く記録とも言えます。
VCDを見る準備と実際に見ます
VCDを見るために必要な物は以下の通りです。
・VCD
・VCDを再生する機器
・ディスプレイ
つまり、見たい作品、プレーヤー、テレビなどのディスプレイです。
このご時世、配信で見る方が増え、DVD・ブルーレイの肩身が狭くなり、テレビを持っていない方も増えているのに…というのは一旦考えるのをやめます。
VCDの入手方法はいろいろありますが、次の入手方法があります。
・輸入DVDなどを取り扱う店で購入
・インターネットなどで個人から購入(オークション、フリーマーケットアプリ)
・実際に海外で購入
わたしはインターネットで購入しました。
どこで入手するのがおすすめか分かりませんが、VCDはほとんど廃版になっている(確証はありません…)ようで、中古で買うことが多いと思います。
そのため、新品を時間をかけて探すよりも、中古でも信頼できるお店・個人からの方が購入しやすく、安心かと思います。
わたしが購入したのは、こちらのVCDです。
1996年に香港で製作された作品です。
2021年では当然のごとく廃版でした。
VCDを再生する機器とディスプレイですが、わたしが利用した方法を書きます。
あまり機器に詳しくなく、自分がしたこと以外は書けないためです!(自信がない)
・VCD再生機器→パソコンに接続するDVDプレーヤー
数年前に、わたしがパソコンでDVDを見るために購入しました。
家電製品店で目についた安いものです。その後、DVD鑑賞のために旅行の際に持ち運ばれる、テーブルから落とされるなどの酷使をされ続けています。約2000円で購入されたのに…
※調べてみたところ、こちらのプレーヤーも廃版になっているようです。たぶん、DVDが再生できたらどれでもいけます。
・ディスプレイ→ノートパソコン
いつも使っているパソコンです。
パソコンに「VLC media player」というフリーソフトをダウンロードして見ます。
他にも見方はあるようなので、こちらのサイトなどを参考にしてください。
それでは、長くなりましたが実際に見ていきます。
1.パソコンにプレーヤーを接続し、VCDをプレーヤーに入れます。
VCDが予想以上にCDみたいで、「CDだ!」と見た瞬間に叫びました。
2.「VLC media player」を開き、再生をします。
左上のメニューの「再生」→メディアを開くの「ディスク」タブで「SVCD/VCD」を選択→メディアを開くの右下にある「再生」を押してください。
3.再生されました!
今では懐かしいNINTENDO64、初代プレステのような会社のロゴ(?)が見られます。
令和になっても、これが見られるのかと感動したい方におすすめです。
・途中までしか見れない問題勃発
VCDが見られたのでひとまずはよかったものの、最大の問題が発生しました。
この作品は「88分」の作品なのに、
再生時間が「41分」になっている!
そして、実際に鑑賞していると41分のところで終わってしまう…!
ちなみにこの見ている作品の41分は、物語でかなり危ない抗争が起こっており、主要人物が危機に瀕している…! という状況までです。
本当は41分までの作品かと思ったのですが、「嘘だ…」と言ってしまうようなところで終わるため、あり得ないです。エンドクレジットもないので…
登場人物の生死が掛かっている後半部分、何としてでも見なければ…となり、必死でVCDについて調べるものの「故障したVCDを見る方法」などが該当するばかりで、「再生はできるが、途中で作品が終わる現象」についての情報は見つかりませんでした。
打つ手なし、ここまでか…と諦めてVCDをしまおうとしました。
しかし、VCDのケースを開いたとき、解決方法は見つかりました。
ディスクをプレーヤーに入れてケースには何もないはずが、まだVCDがある?
ありました。
「SIDE B」のVCDが!
…というわけで、途中までしかVCDが見られない問題も無事に解決し、最後まで見ることができました。
ゲームでもディスクが分かれることがあったとは知識では知っていましたが、実際にディスクが分かれている作品・媒体を見たことがなかったために見落としていたのが原因です。
知識よりも、経験だなと身をもって実感しました。
違う気もしますが…
【結論】
・今でもVCDは比較的簡単に見られる。
・ディスクが二枚ある場合があるため、確認をした方がいい。(戒め)
なぜVCDを今になって見ているのか(余談)
2021年になってVCDを見ている理由はとても単純です。
好きな俳優さんが出演されている作品が見たかったためです。
そのため、今回鑑賞したVCDについての情報も簡単にまとめておきます。
タイトル:『去吧!揸Fit人兵团』(1996)
監督:查传谊
出演:
吴镇宇(ン・ジャンユー)
张耀扬(ロイ・チョン)
张达明
梁思敏
蔡少芬
张慧仪