砂と鉄

よく分からない備忘録たち

真・女神転生Ⅴのプレイ記録と感想

真・女神転生Ⅴのプレイ記録と感想です。

内容に触れています。(ネタバレ配慮はありません。)

口が悪い部分がありますので、お気をつけください。

 

 

 

エンディングまでの感想

前情報一切なくて始めたので、「主人公の制服がおしゃれ!」「登場人物がすごくきれいに動く!」とオープニングで感動しまくっていました。

主人公の名前は「階 尊(きざはし みこと)」です。中二病なのと、オーラルヴァンパイアの曲を最近よく聞いていて、「煩悩とみこと(漢字を忘れました)」という歌詞があって人間っぽくて女神転生の主人公に合うなと思って決めました。(「NO-SEE-UM」という曲です。)
階は名字を考えてぼんやりしていたときに頭に出てきた音が(きざはし)だったのに漢字をあてました。

急に東京が魔界になっても、アトラスゲームあるあるの伝統なので「よっしゃ!!悪魔召喚できるぞ!」と思いました。

画面の移動は真・女神転生Ⅳみたいですが、カメラの移動やマップ移動のダッシュ・ジャンプなどがすいすいできて楽しいです。(Ⅳもすいすいできたけど、Ⅴの方がダッシュが早かったり、カメラで見られる範囲が増えたり、マップがきれいになったからかな?と思いました。)

エストの達成目標レベルから大幅に低いレベルで、クエスト解決場所にたどりついてしまったらしく、「レベル高くない?強!!無理!いや、デバフつんで状態異常かけて、マガツヒをうまく使えば...いけ...る!!いけた!!(仲魔を2体倒された)」になりました。

序盤の初めてのボスに、ジリ貧でボコボコにされたので「これだよ!!これ!うまい...全滅の絶望!!」と全滅しながら言っていました。
レベルが単純に足りないのでレベルをあげます。

ジョカを倒すところで、途中でバトル終了とは思わなくて全力でバトルしたけど、もしかしてレベルが低いのでは?とまた魔界行ってフィールドの敵が5レベルくらい上なのを見て思いました。悪魔会話で仲魔にできない!!

八雲さんが体格よくて、刀持っていて、制服で、葛葉ライドウ?(『東京物語』の)加藤さん!?になったけど、八雲さんは八雲さんだろ!!になりました。
かっこよくて、強くて、真面目そうでめちゃくちゃわたしが好きなキャラクターで、ジョカとつんつんしながら共闘しているのが見たいな〜と思いました。(あわよくば主人公と絡んでほしいです)

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八雲さん、わたしの好みをつきすぎているというか、『東京物語』の加藤さんに似ていて興味を持つ→好き……になりました。


ハチタロウがかわいすぎて、「早く合体して仲魔として作りたいな〜」と無邪気に言ってしまい、最悪すぎて笑ってしまった。仲魔は作るものだけれど、自分にもほしいから作りたい!ってあんまり公式のキャラクターが言わないものだから、メタ発言だよ……
早く作りたいので合体解禁してほしいですが、それはハチタロウと共闘するか、ハチタロウを倒すか、2周目なんだよな.……(チロンヌプと同じ扱いに近いかな〜と思っています。)

合体事故でジャックフロストができてやった〜になったけど、やっぱり不意に合体事故が起こるとびっくりするのでセーブとか気をつけよう。(セーブ忘れて合体しまくって、合体事故起こしてからリロードでやり直す未来が見える……)

音楽がめちゃくちゃいいな!さすがアトラスさんって言っている。
戦闘曲の頭数秒だけ聞けば、通常戦闘かボス戦、クエストや特別な相手との戦いだ!って分かるのがすごい!!
ボス戦の音楽聞いただけでも手に汗握る……

レベルを上げると通常戦闘が簡単になりすぎたり、ボス戦に緊張感がなくなるのでほぼレベル上げずに進めていたら、ヴァルキリーに先制取られて、主人公にクリティカルヒット!で無事全滅してさすがにレベルが低い!となってクエストを進めました。
だんだん特殊合体も解禁されて戦闘にも幅が出てきてめちゃくちゃ楽しい!!!
こんなに楽しくていいのか?!!!
マップが見にくい(上下の地形対応がぱっと理解できない)のを除くが!!!真・女神転生4の大フィールドマップくらい見にくい......

八雲さんを倒したあたりまで進んで、一応中盤?くらいまで来た気がします。
ジョカはベテルの天使を倒していて、八雲さんは悪魔を倒したうえに主人公の立場(何も考えなしにベテル側にいる)を見下しているようで、二人ともベテル・悪魔側というロウ・カオスで簡単に分けられないのかなと思いました。
ベテルがなぜ神が倒されたにもかかわらず戦うのかについては、神が倒されてもそれを認識していない人を生かしておくことで「神がいるかもしれない」→「完全には死んでいない」→「復活させられるかもしれない」にしていたら……と思いました。
そう思うと、ジョカは八雲さんを神殺しとするために味方にいて(八雲さんは亡くなったらしいので、神殺しとして蘇った可能性もある?)、八雲さんは悪魔を倒したいためにジョカに力を貸している?のかなと思いました。(メガテン4ファイナルの皆殺しルートみたいにすべてを倒して、ニュートラルに進む?みたいな……)

ベテルは壊滅した東京を復活させたとして、高校が狙われたりしていて重宝してされているらしいのは、少ない人を効率的に転生させて魂をチェックして、ナホビノになれる魂を探す場所として学校を利用していたらいやだな……と思いました。

八雲さんが戦うモーションがかっこよすぎるし、タルカジャかけるモーションが少し面白いし、ジョカさんと八雲さんが主人公に対する考えで少し対立していて二人の関係性が見られるのが最高すぎる……!
八雲さんが好みすぎるし、硬そうな性格に見えるのに派手なジョカさんといて、お互いの力量を認めあって過剰にべたべたはしないけど背中を預けられそうなコンビ、この世でめちゃくちゃ好きなものです!!

八雲さんとジョカさんは、悪魔も天使も同じ(=悪魔)であり、人間ではない。人間のみの世界を目指すために、悪魔や天使、神を倒しているのかなと思いました。

デカラビア!!てめ〜!!
(癖のあるキャラクターと都合のいい性格がかわいいけれど、マッカをせしめてくるのはやめてくれ〜!!)
という気持ちの中、イシュタルを倒した後で思いました。
マッカ払わずにむりやり連れ回していたわたしが悪いんですけど……

強い敵がいそうだ、注意しろってアオガミさんが教えてくれるのに(セーブスポットもそこそこ離れていて、特にイベントもないし、いってもな〜)と思っていたらチェルノボグにぼこぼこにされて、「避けるな〜!」「クソですわ!」「は〜!回避するな!パラメータどうなってんですの」「お前、ムド系使いじゃないのかよ……」「デバフ積む物理攻撃ばっかしてんじゃねえですわ!!」と最悪の言葉遣いになってしまい、もう……申し訳なくも、ここまで感情を煽るゲームの没入感すごい……

1レベルだけ上げて仲魔を作ったらアリオクが何とか倒せたので、アトラスのバランス調整すげ〜...になりました。
戦闘後に八雲さんが来てくれたのに喜んでしまったし、八雲さんに同意する考えを示したらアオガミが「少年、君は……」みたいになってしまい、複雑な関係と重い感情(思想・スタンス)がぶつかりあい、「うわ〜!!最高!助けて……!」になりました。
八雲さんとジョカさんはとにかく戦うことをよしとする、個としての強さを求めるカオス?か人間のみを認めるニュートラル?かなと思いました。

ナホビノって、今までのシリーズ作品で悪魔(と天使)がロウ・カオスヒーローと合体(合体ではなく、悪魔化・天使化?)してさらに強くなることに、しっかり理屈(設定)をつけて、ロウ・カオスヒーローだけではなくつながりのある魂がある人間が強くなる可能性を示唆しているのかな……と少しメタ的なことを思いました。
つまり、人間と悪魔との悪魔合体という気がしているうえに、主人公みたいに分離できずに人間が一方的に取り込まれる可能性があるとしたら、「人を利用・生贄として武力とする」「新たに玉座につく神とする」みたいにするわけで……万魔会議に主人公を連れて行ったのも強さと玉座につける可能性(=権力)をちらつかせている意図がすごく感じられて、主人公をものあつかいしないでくれ〜になりました。
日本のため、複数の神がひとを見守る世界のためといえば聞こえはいいけど、主人公を利用するところは変わってないからな……(ブラック企業がよく「家族」とか「絆」とか耳触りがいい言葉を使うけれど、内実は過酷労働、サービス残業みたいなこととかを思い出す。)

アブディエルが主人公を殺しにくるの急すぎてふざけるな〜!になりました。秩序のためなら蛮行と暴力も辞さない姿勢はロウ一貫で好きですけど……

タオさんが転生してヒロインになりそうだな〜とは思っていたけれど、ネミッサやアサヒちゃんポジションではなく、仲魔扱いのため(合体材料にしたくない)(いつかは合体解禁されて作れるのかな)と思ってしまい最悪なことを考えました。

アオガミが主人公を守って、ベテル(日本と東京)のためにという雰囲気から、主人公が諦めないでその意思を持ち続けるためにと言ってくれて、や、優しい……
メガテンシリーズの中でめちゃくちゃ倫理観があるな、メガテン5……
太宰イチロウもだけれど、決して無理はしないで自分の力量を把握して力を発揮しようとするし、主人公を羨ましいと思いながらも表に嫉妬とか出さないし、本当にいい子で……(誰?)
ロウに傾くというより、自分の性格と助けてくれて、戦力として認めてくれてある一種の拠り所になったから、拠り所を守りたいし助けになりたいとアブディエルにも真摯に話していて本当に好感がもてる……
今までロウ寄りのキャラクターはあまり人気がなかったり、いまいち共感しにくいと思われていたからこそ、身近にいそうで秩序を保とうとする勢力に傾倒ししうな若者をだして共感させようとしているのかなと思いました。(真・女神転生SJはカオス勢がいろんな意味で人気だったりしたそうです。)太宰イチロウはロウに行ってほしくないけれど、ロウを選ぶ意思は尊重したい人物です。(ぜレーニンもそうだったけれど、太宰イチロウの方が好感があります。ぜレーニンには私は同情していた?に近い気がします。)

太宰イチロウが「多様性ってなんだよ!(引用ではなく記憶で書いています)」というセリフに、多様性を認める労力・コストの多さにそうだよな……と、多様性の良い面ばかりを見る現代社会にはっとしました。
本来なら多様性なんて認めずに、規定に沿わないものは規定外として梯子を外して差別して、規定内のもののみにコストをかけて集団を維持する方が思想や文化を保っていく方が心理面でも楽だよね……とはすごく思いました。でも、多様性を認めていかないとどこかから自分が外れたときにも誰にも助けてもらえないし、誰かを助けられないことにもなってしまい、やはり私は自己満足かつ自己保身的な理由であっても多様性を認めてくれる方がいいなあと思いました。(小学生の感想文)

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ここまでかっこいい選択ができるくらい成長するのがすごいキャラクターで、個人的にはかなり思い入れができます。(初めて選択したルートでは倒しましたが……)

 

自分が知らなかっただけかもしれないけど、〜ダイン系が最強魔法攻撃だと思っていたから、〜バリオンがさらに強い魔法攻撃で「バ、バリオン〜!?!」って声が出ました。
ペルソナ、メガテンで〜ダインが最強だと思い込んでいるから、〜バリオンに慣れないな......
(弱、中、強、特大があるのが初めてで慣れないな〜って感じです。特大は今まで活用系から外れて固有名詞みたい?になっていたためです。)

反撃・猛反撃のパッシブスキル発動時にクリティカルが発生していたため、反撃・猛反撃発生時には「プレスターンアイコンを消費せずアタックが発生している処理で、クリティカル判定や敵の物理耐性なども反映している(クリティカル判定なし・物理耐性判定なしの絶対値がダメージとして入るわけではない)」のかなと思いました。
物理プレロマとかが乗るとしたら、猛反撃のスキルはかなり強い気がしてきた……

今作もだけど、パッシブスキルの猛反撃・反撃の効果、〜プレロマの効果は重複するのが気になるし、反射・無効化した場合でもカウンター判定はされるのかが気になるな……別に細かいところのため仲魔作りに反映させるかは別なんですけど気になるんだよな。
(もしも反撃系が反射・無効化しても判定されるとしたら、反射・無効化する属性が多い仲魔に反撃系を持たせて盾にするとかが可能で地味に強そうだと思いました。今作は猛反撃がかなり発生する印象があるし、意外といけるかな)

アマノザコが仲魔になったけど、合体で作った方が強いんだよな……(写し身合体で強化できなくもないのですが、お金や再び写し見を集めるのにランダム性が強く大変)となり、せっかく仲魔になってくれたのに合体材料にした方が活用できると思ってしまい、ごめん……になりました。

八雲さんとジョカさんの登場の仕方で、ドキンちゃんを思い出してしまい、二人ともかっこいいしクールなのに、どこかギャグキャラとして見てしまい、本当申し訳ないです。忘れてもらっていては困るって言っての登場はかっこよすぎるけど、わたしはドキンちゃんを連想するのか……という気づきにもなりました。

タオさんが離脱し、は〜?!ストック枠埋めて合体の邪魔だった割にそんなに性能が強くないくせに、スタンス違いであっけなく離脱するの?!!になった。
まあいいですけど……(学校生活パートやイベントが少なかったおかげで、特に思い入れもない)
というか、タオさんは主人公が神の座につくのを導くという存在であり、主人公がナホビノかつ、神の座に至る可能性があったから導いただけで、神の座を求めていないと知るやいなや「わたしの役割ではないので……」となるのが、(サホリを助けて主人公を助けてくれたタオさんはどこ?!!)になるうえ、めちゃくちゃビジネスライクな付き合いであって同級生のよしみとかではなかったのが判明して笑っちゃう。

八雲さんが推しなのですが、やはりというかなんというか退場されてしまい、その退場も最後までとてもかっこよくていやだ〜!になったあとにイベント戦で負けたので、もう一度見れることになりました。いや、本当にすみません……八雲さんとジョカさん……
というか、わたしの推しが負傷するまたは死亡するパターンが多すぎる気がしてきました。(でも、苦しまない人物には愛着や応援したいという共感も持ちにくくて……。いやな性癖の暴露)

終盤で結構露骨になった気がするけど、今作かなりレベル(によるパラメータ)に左右される部分が強めな気がして、弱点をつけたり、弱点をつかれないようにしても高火力物理(物理耐性をつけるのが難しい)・高火力万能属性攻撃で焼き払われたり、耐性のない仲魔に高火力の技をぶつけられて倒れたりするのが多い気がする……
バフ・デバフの積み方がへたなのかな?と思うけど、レベル差が2〜3でも厳しいときがあり、パラメータと技が結構きついな……になります。
逆に言うとめちゃくちゃバランス調整されている代わりに、遊びの余地が少なくなっていて(つまり、適正レベルだと安定した白熱?の戦闘ができる。適正レベル外だと圧倒的な火力に戦闘になっていない雰囲気になる)、おとなしくバフ・デバフ積んで倒すか物理反射などのカウンターで倒すくらいしかわたしはなかなか思いつけないんだよな〜……(不満〜を😺の顔文字でごまかす)

メギドラオン2連発とかされると、ちょっと〜ってなるし、万能属性攻撃無双されるとおい〜!になるし、バランス調整って難しいな、……(スタッフ側の気持ちも分かる気がするので黙りたいが、消費者としての不満もある)


アヴディエル(ついに呼び捨て)がやたらと高火力だな〜? 今までのボスからして急に強くないか?と面倒になり、レベル上げと強化した仲魔に加えて、形態変化がくると厄介なので、マガツヒスキルの会心を利用して一気に削る戦い方で勝ったら、次はダンジョンではなくラスボスくらいみたいで、エンディング手前ならそりゃ強くなりますわな……と思いました。

 

他に気に入っている画像も載せておきます。(八雲さんとジョカさんが多めです。)

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エンディングを迎えての感想

たぶんニュートラル(隠しではない)を迎えました。

ストーリーが薄いな……?いや、これから厚くなるだろ……と思い込んでいましたが、いつの間にかラスボスでした。(アヴディエル戦が終わった後で「え?ラスボス?」と言っていたことからもよく分かる。)

えっストーリー薄っっっす!!!!(スタッフクレジット中)

いや~さすがにでかい声が出ますわ……

このボリュームでこのストーリーって、え~……

 

 

ロウ・カオス・ニュートラルのどの属性にも本当に共感できないうえに、ニュートラルに至っては物語を進めながらセリフを回収していかないと「八雲とジョカは結局、何がしたいの?」があまり分かりません。

おそらくセリフはほぼ回収できたはずですが、八雲さんが一回亡くなったはずなのに復活してジョカと戦っている理由は結局分からず仕舞いでした。あっ、これって、真・女神転生Ⅳファイナルみたいな続編が出て補完される感じですか?

それとも、メディアミックスで小説や漫画で描かれる感じですかね?

正統ナンバリングタイトルとして出してんなら、ゲーム一作品ですべて分かるようにちゃんと描けや!!!!!
セリフ回収とかじゃなくて、ストーリーに組み込んだイベントでちゃんと分かるようにしろ!!!!何でわざわざ寄り道とか、周回プレイしてセリフとか回収しないと最低限の情報すら分からないんだよ!!!!!おい!!!!!!!エンディング分岐までにある程度は理解できるように導線作って物語を展開させろや!!!!!!!

すみませんでした。ちょっと熱が入りすぎましたね……不満は発売後からクリアまでできるだけ言わないようにしていましたので……

特に同級生の敦田兄妹、タオ、カホリ、太宰イチロウがいますが、個人的に共感や信条の変化を理解できた・その属性に行った理由が分かるキャラクターで並べると、

太宰イチロウ>>敦田ミヤズ>サホリ>敦田ユズル>>>>タオ

みたいになります。

太宰イチロウと敦田ミヤズはかなりイベントでキャラクターが描かれていたのでよかったです。(それでも、真・女神転生SJのキャラクター「ゾイ」と比べると微妙です。SJのサブキャラクター方がメガテンⅤのメインキャラクターよりも共感できると思えるのはちょっと……ね、擁護できないです。)

タオさんが聖女だとしても、あまりに主人公を「玉座につくもの」としてしか見てないためにあっさり離脱するのが……きっついですね。ヒロインなのに、使えない部下になった時点で無視するブラック企業の評判最悪の上司みたいで……

主人公が玉座を破壊することを決めた時点で、意に背くくらいなら、ここで倒す!!とタオさんと戦闘が始まるくらいの方が、むしろ人間味というか、主人公への失望感が伝わってよかった気がします……

あと、アオガミに関しても道中で気遣ってくれているのは分かりますが、主人公に関しての葛藤やかばってくれるといったことがないため(特に終盤はアオガミが出る場面自体が少ない)、魔界で頼れる相棒とも思えず、主人公が好きなのか?(守りたいと思ってくれているか?)もよく分からず、中盤からは「よく分かんない耐性と弱点持ってるんじゃねえよ……プレスターンを増やされるだろうが……」となりました。

アオガミ零式のスキルは強いのでいいのですが、フィールドでなぜか拾った写せ身よりもストーリー進行に合わせてアオガミの機能がアップデートや回復をして強くなるとかの方がアオガミに思い入れができてよくないですか?

18年前の戦いで東京に散らばったアオガミの写せ身を集めているとかなら、フィールドで写せ身を拾えるのも納得なんですけど……

ぶっちゃけ、真・女神転生Ⅳファイナルのダグザみたいに思い入れができるかなと思いましたが、アオガミさんに思い入れはほぼありません。最初にアオガミさんを見たときに感じた、かっこいいな~くらいの激低の解像度が最終盤まで続いて終わりました。

すごくないですか?メインキャラクターのアオガミの印象が、主人公とずっと一緒にいて活躍場所がめちゃくちゃあるのに、序盤から最後まで印象が「(ビジュアルが)かっこいいな~(解像度激低の理解から進んでいない)」で終わるの。(一切褒めていない皮肉です。)

 

 

よかった点と不満点

よかった点

・グラフィック

文句なしに最高のグラフィックです。

ぬるぬる動くムービーや仲魔・敵を見ているだけでもよかったです。

 

・キャラクターの演技

声優さんの声がよすぎて、聞いているだけでも最高です。

 

・ゲームバランス

厳しくも、少しレベリングやスキル構成や写せ身合体で耐性を調整すれば、ボス戦を突破できる見事なバランスで楽しいです。

 

・キャラクターデザイン

デザインはいいですね、その魅せ方や掘り下げ方や極限まで薄めたカルピスくらいうっすいですが。

 

・BGM

特典についてきたミニサントラをずっと聞くくらいめちゃくちゃいいです。

音楽がいいってクソゲーでよく評価点として挙げられるところですが……

 

・処理が早い

フィールドをまたいで龍脈渡りをしない限り、ほぼローディングがなくさくさく進むのでストレスフリーでよかったです。

真・女神転生Ⅲはセーブの演出が長すぎてだるくなって放置しています。

 

・ミマン集め

ミマンを集めるごとにえげつない世界観が垣間見れたり、豆知識が知れたりして、ご褒美ももらえるのでよかったです。

動きもかわいいし、チロンヌプに場所を教えてもらえるので、比較的探しやすいのもよかったです。

(フィールド移動に地味にストレスが溜まるのと、マップがクソオブクソ見にくいのを除けば、探すのが楽しいです。)

 

不満点

・ストーリーが激薄(既存作品と比べて)

めちゃくちゃストーリーが薄い。

登場人物も世界観の掘り下げも薄く、誰にも共感できないままわたしは終盤までいきました。

八雲さんとジョカさんが推しですが、それはビジュアルが好みかっこよかったから……(最悪)

何で縄印学園が悪魔に襲われたのか、なぜ神の御業で東京を再現したのか(人間の魂を得るため?)、八雲さんは一度亡くなったというのになぜ戦えているのか、八雲さんとジョカさんはどうして出会ったのか、敦田ユズルは妹のことを大切にしていた割にコンスとのことは知っていたのか、などなど……

あ、粗が多い!!!!

粗が多い!!!!(二回目)

あとやっぱストーリー薄っっす!!!!!!え?わたしの進め方が悪かったのか????

正直に言うと、真・女神転生 ストレンジ・ジャーニーやデビルサマナーソウルハッカーズの物語の方が重厚・しっかりしています。

メインキャラクターだけではなく、セリフをしっかり回収していくとサブキャラクターも魅力的に描かれているうえに、SJはサブクエストもひとひねりあって面白いし……

令和の時代のニンテンドースイッチのゲームがDSやセガサターン時代のゲームに負けているので、この点はまったく擁護できません。開発途中で資本がなくなったのか、開発体制がうまくできていなかった、シナリオライターが変わったのか、などかなり不安になります。

それとも、どうせ真・女神転生Ⅳファイナルみたいな売り方にするから、内容薄目にして作ったのかな~?になりますね……

 

・フィールド移動がしにくい

真・女神転生Ⅳでも大フィールドの移動がしにくいという欠点がありましたが、その点は解消されつつ、フィールドがめちゃくちゃ移動しにくいです。

途中でアップデート入った魔王城攻略中(アップデートが入る前に攻略しました。)は「こういうのがしてえんじゃねえよ!!!!RPGで!!!!」と言っていました。分かっているか、スタッフ……?いや、分かってねえからしたんだよな、はあ~……アップデート入れるくらいなら実装するな!!このマップはバグ扱いかよ!!???

ついでにマップの上下移動がマジで見にくすぎて、令和と思えないUIでめちゃくちゃ笑えます。笑えねえが……移動ってゲーム中にかなりの時間していることなので、そこでストレスが溜まるともうかなり印象が悪いというか、プレイのたびに「またあの見にくいマップで移動してストレス溜めないといけないのか……」でプレイをするのが億劫になりました。

マップがあるのに行きたい場所にいけねえ、これが令和に発売されたゲームのマジの話です。

本音で言うと、真・女神転生Ⅳファイナルの方がずっと移動しやすいうえ、崩壊した東京を探索している雰囲気がすごく好きです。

真・女神転生Ⅳファイナルか、真・女神転生SJかDEEP SJ、デビルサマナーソウルハッカーズを改めてプレイしたいな~ってなりました。(最悪の懐古主義者)

 

・セリフが中央寄せ

ニンテンドースイッチリメイク版の真・女神転生Ⅲのセリフもなぜか中央寄せで、「読みにくいな~」と思っているうちに忙しいのと、地味にローディング・セーブの時間がかかりストレスが溜まるためやめた原因でもあったのですが……(ちなみに元の作品は中央寄せではないらしいです。)

なぜか真・女神転生Ⅴでもセリフが中央寄せです。

ちゃんと書かないと分からないのか……?と思いますが、真・女神転生Ⅲのリメイクから真・女神転生Ⅴでもなぜか引き継がれたのがかなり不満なので書いておきます。

中央寄せのテキストである程度の長さがあると、ゲロゴミカス読みにくいです!!!!!!!

開発環境で中央寄せテキスト以外を使用するとバグが発生する、レイアウトが崩れるならまあ……分からなくもないですが……

開発環境以外が理由だとすると、横書きなら中央寄せより左詰めの方が文章が読みやすいとは考えておらずに「セリフは中央寄せにしよう!」と決めているスタッフがいるかもしれないのがめちゃくちゃ怖いので、頼むから開発環境によるものであってほしいです。