砂と鉄

よく分からない備忘録たち

入院をした記録

入院をしたので、その記録です。

何も知らないで入院するとこうなります。(※特にどうともなりません。)

ボディピアスをつけていたので、医療用シリコンチューブに交換したことも書きました。何かの参考になれば幸いです。 

※個人の記録です。病気や入院などで気になる点がある場合は、病院へご相談ください。

 

 

 

通院

いろいろあって、病院に行きました。

そこで紹介状を書いてもらって、別の病院に行くことになりました。ゲームのお使いみたいな展開だなと思いましたが、諸事情がありこの時点から別の病院に行くのに月単位の時間が掛かりました。

何かと手間が掛かるため、気になることがあったときは早く病院に行くのがいいなと思いました。

 

紹介された病院でいろいろありつつ、入院が決定しました。

早いなと思いました。たぶん、診断後に秒か分単位で入院と手術が決まりました。

入院があっさり決まった割に、準備は説明や書類などが多いので、早めに動いておくのがいいです。知っておいた方がいい、準備しておいた方がいいと思ったのは、次のものです。

 

 

知っておいた方がいいこと

・保険

・保険に必要な書類

自分が加入している、使えるものを調べてみてください。

誰にでも使えるかは分かりませんが、次の制度は申請するように病院側からも説明してもらいました。こちらは事前に申請もできますので、余裕がある場合は先に申請しておくといいみたいです。

よく分からなくても、入院前に病院側が説明してくれるかもしれません。他は周りの方に聞いてみる、相談してみるのがいいと思います。

www.kyoukaikenpo.or.jp

 

あと、入院前に面会などを連絡してほしいか、してほしくないかを、病院側で説明してもらえます。

もしも入院のことを周囲に知られたくない、知られると困る特定の相手がいる場合は、病院側に相談するといいかもしれません。(※病院にご相談ください。)

 

 

 

準備した方がいいもの

・箸

・歯ブラシ

・割れないコップ

・タオル

点滴をつけていて慣れないうちは不便なため、割れない素材のコップをおすすめします。

また、タオルも手や顔を洗う、何かを拭くなど、あって困りません。ティッシュが好みの場合は、ティッシュがあるといいかもしれません。

ちなみに、私は入院の事前説明で歯ブラシと箸を聞いていなかったのですが、歯ブラシのみ忘れずに持っていくことができました。箸は忘れたので、初めてのナースコールで「あの、箸…くれませんか?」ととても申し訳ないことを頼みました。看護師さんはへそくりの割りばしをくれました。(へそくりの割り箸?)

ちなみにこれは最低限のものなので、他には病院側で説明してもらったものを用意すればいいと思います。

 

個人的に用意してよかったのは、次のものです。

・ペットボトル(水を入れてもらう容器です。なくても、病院の人に頼むと、飲み物を買ってきてもらえるかもしれないです。)

・ひざかけ

・本

・音楽プレーヤー

 

短い期間だったため、私は持っていくものが少なくても何とかなりました。

しかし、長期に及ぶ入院の場合は、細かなことでも積み重なってストレスとなるかもしれません。そのため、長期に及ぶ入院の場合は靴や枕、耳栓、イヤホンなどの身の回りの環境を快適に過ごせるように自分にあったものを用意するのをおすすめします。

入院のときの服装ですが、慣れない環境で疲れやすいと思ったため、とにかく動きやすい格好で行きました。

ジャージとTシャツ、スニーカーで行きましたが、入院後はすぐ着替えが始まるため、身軽な格好がおすすめです。何も言われていない場合は、靴は履きやすいものがいいと思いました。 

 

 

入院

初めての入院でしたが、点滴が痛かったです。あと麻酔も痛かったです。

麻酔をしたときに好きな俳優さんのことを考えていたのですが、その思考が頭に残って動かないまま目が覚めていました。麻酔は意識が消えると聞いていましたが、私の場合は頭の一部だけ起きているような感覚でした。

好きな俳優さんのことを考えている途中で思考が止まって、麻酔が切れて起こしてもらったときもその思考が再開されました。(眠って起きるといった麻酔の体験談とは違うのですが、麻酔はこういうものなのでしょうか…)

あとはいろいろとして、眠って起きて、いろいろして退院しました。

特に幽霊を見たなどはありませんでした。

一番怖かったのは、点滴をするのが初めてなのに刺す場所をたくさん探されたことです。一回で無事に刺してもらいました。

あと、看護師さんから「もう点滴は抜きましたよね?」と言われたときも、まだ点滴の針は刺さっていました。

 

入院とボディピアス

※ここに書いてあることは、個人の体験談です。気になることは病院にご相談ください。

個人的に入院にあたり大変だったのは、ボディピアスでした。

十か所以上開けているのですが、取って付け直すのも大変なうえ、軟骨部分がすぐに塞がる傾向にあるので、ピアススタジオで耳の軟骨部分につけていたボディピアスは、医療用のシリコンチューブに代えてもらってから入院しました。(セプタムとセンタータンは外しました。その他の顔、マイクロダーマル、ナベル、性器ピアスなどに関して詳しいことは知りません。ピアススタジオの方にご相談ください。)

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ボディピアスを取り扱うピアススタジオで、医療用のシリコンチューブに交換してもらうように頼むとして写真のようにつけかえてもらえます。

チューブをこうしてピアスの代わりにつけてもらいます。

あまり引っ張ると外れてしまうかもしれないので、ネジ式のボディピアスとは違った注意が必要です。 

ちなみに、なぜ入院と手術にあたりピアスを外す必要があるかというと、「手術・入院中に取る姿勢によって、耳などを圧迫し、アクセサリーをつけている箇所が傷つく可能性があるため」と病院の方に教えてもらいました。

もしかすると、医療用シリコンチューブに交換する対応でも、病院や処置内容によってはだめかもしれません。病院側に確認をお願いします。

医療用シリコンチューブへの交換も、すべてのピアススタジオで対応しているかは分かりません。そのため、交換をしたい場合は事前にお店に連絡や確認をしてください。 

医療用シリコンチューブの交換に対応しているピアススタジオはこちらのお店です。「プライス」で医療用シリコンチューブの交換が書いてあります。

www.babylon-web.com

 

 

入院の記録

後から書いた日記

入院のためにプラスチックのコップを買いに行って、持ちやすそうでかわいいコップを買ってきて、帰った後によく見ると「子ども用」と書いてありました。

 

上着の下に着ていたTシャツは見られないと思っていたら、点滴のためや着替えるために看護師さんに『RE:BORN リボーン』のTシャツを見せてしまいました。

 

身に着ける機械を入れた方がいいと布製の袋に入れてもらったのですが、『劇場版 どうぶつの森』の布でできている袋で、「ここでこの布を使ったものを見るのか…手作り感があるな…」と思いました。

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手術の順番が最後あたりからほぼ最初になったらしく、「するまでがはやい…」と思いました。「入院~手術RTA(違います)」を体験したのかもしれません。

 

点滴を刺した後も痛いうえ、点滴が刺さっている間も地味に痛かったです。微妙に痛いと看護師さんに聞いたところ、無事に刺さっているかを確認してくれました。どうして痛いのかは、「針が血管の壁に当たっているからかもしれない」と聞きました。血管は痛みがあるのかと思うのと同時に、血管は柔らかいものだというイメージがあったので、血管の壁に当たって大丈夫なのか…と思いました。

 

麻酔から目が覚めてもまだぼんやりとしてしまっていたので、一時間ほど眠っていましたが、このときも目を閉じていて体は動かせないものの外部の音はすべて聞こえる状態でした。

 

手術するまで飲食禁止でしたが、麻酔から目が覚めたときに尿意がすごく、(点滴で体内に液体を入れているのだな…)と実感しました。

 

点滴の針が刺さっている間は、微妙に点滴を刺している腕が痛いため、タイピングは難しいかもしれないと思いました。そのため、病院にいる間は携帯端末で何かを書いていました。(メイドの日だったことを思い出し、メイドに関するようで関していない話を7割ほど書いて寝ていました。)

 

【入院中に書いたもの】

舌のピアスを外したら慣れない気がとてもする。
体につけている金属を外しているか確認されたけれど、しっかり外したかあまり自信がない。10個以上つけてると、普段外さないので...

点滴を初めてしたんですけど、刺すところをたくさん探されたらしいし、「いいところないですね...」「難しいんですか?」「難しいです!」で怖くなりました。(伊藤計劃の日記をまとめた本に、何度も点滴で腕を刺されるのを読んでいたため。入院前に、入院している人の日記を読むと怖いなと思えます。これ綾辻行人が手術前に江戸川乱歩の日記を読んで、同じ思いしたって書いていた気がする。)
これがオーソドックスな治療法の割に、体内の血管に管を直結して栄養などを入れるって結構引いてしまうし、やはり注射は苦手です。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●でほぼ確定しました。(入院前に●●●●●ですねと言われて、そうです...しか言えなかった。)

点滴後は●●から手術だしのんびりできるかな〜と穏やかでいたら、「順番変わったんで、10分後に準備です」って言われてしまい、「はい」と答えました。

 

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手術直後

手術終わりました。
ふらふらする、体が起こせない
のどがかわく
麻酔ぬけてないと水が飲めない
ぬけてないとめちゃくちゃ眠い
視界がふらふらする
この割に意外と応答できるから驚く
簡単になら話せる
意識はしっかりしている
体はふらふらしていて難しい
眠たいので目を閉じます

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手術直後に、手術自体はすぐ終わったと言われたのを、一応覚えている。

意識はあるけどない(外の音とか聞こえるけど、目が開かない)とかで、ようやく目が覚めてきた。体を起こそうとするとふらつく。トイレ行きたい...点滴の効果を感じる。

腕に何かよく分からない布がついている。(よく分からないまま不要と聞いて回収してもらった)

点滴を打つと何かを摂取している感覚はほぼないのだけれど、いつの間にか点滴の更新があって、つまりは点滴一袋分の液体が体内に注入されたという事実を表している。感覚としては薄いことだけれど、確かにこの体に点滴一袋分の液体が入っている。
人体はそういった物質を循環させる機構だと、よく分かる(この感覚が楽しいのかは分からないけれど、何か新しい経験をした気がしていて、少し浮かれているかもしれない。きっと私は楽しいのだろう...)。
そう思うと、人体は液体の循環により生命を維持していて、体の何割かは水分から成り立つ皮袋みたいなものなのだと思う。(みたいなものではなく、物質そのものに限定してみればそうなのだろう)人体が切れれば液体が滲んで、砕ければ液体が飛び散る。人体に関するそういった事実と起こる現象を理解しながらも、確かな実感を伴って理解できたのはこれが初めてかもしれない。

浅い睡眠、本を読む、トイレを繰り返す。
必要だと言われていなかったので箸を持ってこなかったら、食事に箸がついてこなかったため、ナースコールを使ってしまう。(あらかじめ教えてほしい。なぜなら言われていないと持ってこないため。〜だから〇〇がいるかもという予想は、荷物を最小限にするため持ってきていない。というか、飲むようのコップは持ってきてって言われて、食事用の箸は言われてないなら誤解するのでは?〈しないのでは?〉)
のり佃煮を初めて病院食でたべる。
一日ぶりの食事ですが、たんぱく質をおいしいと感じると改めて思いました。他のものもおいしかったけれど、普段食べ慣れない味付けで、慣れていて瞬時においしいと判断できるものがたんぱく質のみだった印象です。

汗をかいていると言われて着替えさせてもらう。自分だと「暑い」「汗をかいている」状態でも、「いつも通り」「(おそらく)正常範囲内」と思いがちだけれど、私はそうした感覚が弱いらしい。
(暑いですかと聞かれて毛布を減らそうかと聞かれて、「暑いか寒いかよく分かりません」と答えたところ、大丈夫かと言われて、おそらくたいていの人はそういうのが分かるのだと思いました。)
看護師さんが擬音語などを口で言ってくれる方で、最高。(すべて無言で作業をするよりも、今こうしてくれているのかという共感がしやすいため、私は好きです。

 

以上が、入院中に書いたよく分からないメモです。

どうでもいい内容でした。

 

 

〈2021/5/25 追記〉

通院していた当時の日記らしいメモが残っていました。

内容は品がない最悪のものです。もしも私に何かしらのイメージを持っていて、壊したくない方はお気をつけください。

 

 

 


病院に行ったら、「うーん、検査しますね! けつからエコーします!」と急に言われて、普通にけつから検査されてめちゃくちゃ笑った。
けつに異物つっこむと痛えですわ!!(当たり前)
こっちは(エコー? 何で?? 何をするんですか?)みたいな状況だったんですけど! インフォームド・コンセントは?!(まったく違う)
あと病院で痛え!!って連呼したのもおもしろかったな。どこを耐えればいいのか、痛いと伝えれば分からなかったので、わたしは何を言えばいいのか教えて!! 痛え!!になった。
あとは即座に手術が決められていって、めちゃくちゃ楽だな〜と思いました。現代医療ありがたすぎですね...ありがとうございます...