砂と鉄

よく分からない備忘録たち

「花子2021」で同人誌のおしながきを作ってみる

一太郎2021 プラチナ」に付属している「花子2021」で、おしながきが作れると公式で推されていたので試しに作ってみます。

同人誌の表紙はこちらで作ってみています。

※「一太郎2021 プラチナ」については、この記事に感想をまとめました。

 

何もない状態から、「花子2021」でおしながきのデータを作ってみます。

 

 

おしながきを作ってみる

1.用紙のサイズを設定します

今回は、
・A4(横)
・余白は上下左右に10mm
に設定しました。

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2.用紙の色を設定します

…用紙の色は変えられないため、長方形を配置し、その図形の色を変えることで用紙の色を変えているように見せます。

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3.画像などを配置します

好みや用意する本などに合わせて、画像を配置してみます。

部品の飾り枠などから、使いたい画像を配置していきます。

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今回は、飾り枠と本の表紙の画像を配置してみました。

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4.説明などを加えていきます

今回はイベントで本を頒布すると想定し、新刊・既刊の表記、本の説明、本の価格などを加えてみました。すべて存在しない架空のイベント・スペース・本です。
いろいろとセンスがないのが露呈している気がします…

ちなみに、フォントはすべて「一太郎2021 プラチナ」に付属しているものを使用しました。

他にも、ページ数や本の大きさが書いてあると嬉しいかもしれません。

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5.好みの形式で保存し、利用する

あとは好みの形式で保存し、利用するだけです。

 

 

「花子2021」でおしながきを作ってみた感想

「花子2021」で表紙を作ったときと同じく、微妙に画像の大きさを変えにくい、用紙の色が変えにくいとおしながきを作っていても感じました。

使いやすい画像も多いので、おしながきを作るのは簡単ですが…
とてもおすすめとは断言しにくいです。
微妙に使いと感じる部分があり、UIがやさしくないと思ってしまいます。やさしくしてほしいです…

それでも、画像編集ソフトを使ったことがないけれど、同人誌の表紙やおしながきを自分で作ってみたい!という方にはいいかもしれません。

「Power Point」のように、感覚的に画像の配置などができます。
画像編集ソフトの使い方をある程度使えるようになった方が、後々にいいかもしれませんが…

作ってみたいけれど、一から作るのは時間がない、画像編集ソフトは右も左も分からないという場合にはおすすめできるかもしれないです。

それでも、同人誌のおしながきを作るだけのために購入するとすれば、「これがとてもいい!」と言いきっておすすめはできないと感じました…

 

「花子2021」で同人誌の表紙を作ってみる

一太郎2021 プラチナ」に付属している「花子2021」が、どれくらい同人誌の表紙作成に使えるのかを試してみました。

一太郎2021 プラチナ」については、この記事に感想をまとめました。

「花子2021」は、公式では同人誌の表紙作成、おしながきの作成のために推されているようです。それでも、同人誌の表紙を作っている方、実例、作り方があまり見つけられなかったので自分でやってみます。

何もない状態から、「花子2021」で表紙のデータを作ってみます。

 

 

「花子2021」で同人誌の表紙を実際に作ってみる

 

1.新規ファイルを作成し、作成する表紙よりも用紙の設定を大きくしておきます。

今回は用紙の大きさをA3にして作っていきます。

 

2.作成する表紙にガイド線を引きます。
ガイド線の引き方は次の通りです。

「挿入」→「バラエティ用紙」→用紙の種類の「表紙」を選択する。

「表紙の仕上がりサイズ」に任意のサイズ、塗り足し幅、背幅を設定していく。

 

今回は「A5サイズ」「塗り足し3mm」「背幅5mm」にしました。

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ちなみに、「印刷所データ取得」から自動で印刷所に対応した表紙サイズなどを選択も可能です。(同人誌を作成のする前提の機能で驚きました。こちらで選べる印刷所さんを利用する場合は、とても便利そうです)

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上記から設定後、「OK」を押すと自動でガイド線が引かれます。
上下左右に引かれた青い点線の隙間が塗り足し3mmのため、画像を配置しても本に出ない箇所となります。
真ん中の部分は背幅となります。

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3.画像を配置します。
画像やイラストは何でもいいと思いますが、今回はテストのためフリー画像を使って作成していきます。

「挿入」→「画像」→「画像・イメージデータを開く」から使いたい画像を選択して開きます。

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開いた画像を好みの形に拡大します。

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塗り足しの部分にまで画像を拡大・縮小が簡単にできるのですが、やはり自動でガイド線を引いてくれるのはとても便利です。


ちなみに画像の拡大・縮小が、今までに使った画像を編集できるソフトの中で最も使いにくかったです。文書作成ソフトのWordよりも使いにくいのはさすがに驚きました…
隅に出る白い□にカーソルを当てると拡大・縮小ができますが、とてもポイントがシビアです。あたり判定が厳しいゲームをしているのではないのですが…

 

 

4.タイトルなどを入れていきます。

テキスト枠を設定し、本のタイトルや作者名を入れていきます。

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今回はタイトル、同人誌らしい説明、作者名を入れてみました。
背表紙にタイトルを入れるのはやめています。今回は背幅を5mmの設定しており、入れるのが難しいと思ったためです。

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 ※これはあくまでもテストで作成している同人誌の表紙です。
何か足りない点、不要な点と思われる箇所があるかと思いますので、「同人誌の表紙にどういった情報を記載するべきか」といった参考にはしないでください。

 

 

5.加工をしていきます。

タイトル部分を簡単に加工してみました。

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厳密に言うと、画像そのものの加工はしていません。(「花子2021」は画像の編集用のソフトではないため、細かな画像の編集はできません)
今回したのは、「タイトルの文字色を黒から白に変更」「タイトルの後ろに四角枠を配置し、黒色に設定する」です。

注意するのは、文字よりも黒色にした四角枠を後ろに設定するくらいです。
それでも、「Power Point」などでも同様の設定があるかと思いますので、特に難しくはないと思いました。

 

 

6.保存をする。

「ファイル」→「PDF保存」をします。
今回は、表紙をPDFで入稿すると想定しています。
ですが、PDF以外での形式での保存も可能らしいです。

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保存後にPDFを開いて確認すると、次のようになります。
黒い枠線も出ていますが、これらは印刷されない部分なので大丈夫です。

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ただ、PDFを確認すると大きさが表紙ではなく、1の段階で設定した「A3用紙の大きさ」になっていました。
そのため、今回はA5サイズの本の表紙を作っていますが、用紙の大きさにしたA3で出力されました。

つまり、画像の大きさに合わせてPDFが出力されないようです。

わたしは「表紙の大きさ」=「出力したPDFのサイズ」となっているデータでしか入稿したことがないので、これで入稿可能かは不明です…(このあたりは経験不足です…)

 

 

以上で、一応同人誌の表紙を作成することができました。

このテストの表紙を作るのにしたことは、次の4点です。

・ガイド線を引く。

・使う画像を開き、大きさを変更する。

・タイトルなどを配置する。

・気になる箇所に手を加える。

これだけの表紙を作るとき、慣れていれば15~30分くらいでできるかもしれません。
そのため、慣れればもっと手早く、凝った表紙も作成できると思います。

 

 

「花子2021」を使った感想

同人誌の表紙をとにかく作ってみたい、という場合にはおすすめです。

・塗り足し、背幅などを示すガイド線が簡単に引ける。

・入稿するのによく使われるPDF形式で保存可能。

・「一太郎 プラチナ」を購入した場合は、商業で使用されるフォントも使える

が可能なためです。

かっこいい・お洒落なものが作れるか分からない状態でも、とにかく表紙を自分で作ってみたい! という方には入門としていいかもしれません。

 

しかし、

・画像の加工をしてみたい。

・グッズ作成のために一部透過した画像を作りたい。

・文字の加工をして自分でロゴを作成したい。

といったことには不向きかと思います。

軽く調べただけですが、透過したデータの作成・加工には不向きらしいです。(「花子 フォトレタッチ」で可能らしいとは噂に聞きましたが、詳しくは分かりませんでした…)

そのため、画像の色調を変えたい、テクスチャで画像の加工をしたいといった場合は別ソフトを使った方がいいかなと思いました。

 

 

その他の機能(追記)

モジグラフィ

公式でも、タイトルが作りやすいと推されている機能なので使ってみます。

 

1.「挿入」→「モジグラフィ」を選択します。

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2.右上にある「一・二行目」に文字を入力し、左側のデザインを選択します。

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右上のフォントを変更すると、フォントがデザインに反映されます。

 

今回は、下のような設定にしました。

デザインが決まったら、「OK」を押します。

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 3.作られたテキストを好きな場所に配置、大きさを変更していきます。

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一字ずつ大きさ、配置の調整をすることも可能です。

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「モジグラフィ」はとても便利な機能で、簡単にタイトルやロゴの作成ができるかと思いました。
最初に何も分からないけれど、同人誌の表紙を作ってみたい! という方にはおすすめです。
一点気になるのは、使用するフォントによっては少し文字の縁がなめらかではなくなってしまう気がすることです…

 

 

デフォルトで用意されている飾り枠を使ってみる

「花子2021」にはデフォルトを飾り枠が多数用意され、本の表紙を作るために推されています。どれくらい使えるのかを、試してみます。

 

1.用紙の色を変更します。

「花子2021」では、用紙の色を変更できません!(令和の時代に)

そのため、次の手順で用紙全体の色を変更していきます。

 

まず、用紙の大きさと同じ「長方形」を配置します。

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配置した「長方形」の色を変更します。

 

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配置した「長方形」の線の色をなくし、塗りの色を黒から薄いベージュに変更しました。

「花子2021」では用紙の色を変えたい場合、このように図形の色を変えて、あたかも用紙の色を変更しているかのようにみせていきます。 
ちなみに、この技は公式で紹介されています

 

2.「部品」から図形を選択し、配置していきます。

飾り枠の中から気に入ったものを配置します。

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今回はこのようにしてみました。

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3.タイトルなどの文字を配置します。

今回は表紙にタイトル、背表紙に本の説明を入れてみました。

使っているフォントは「一太郎2021 プラチナ」に付属している「筑紫アンティークL明」です。

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気に入った飾り枠を感覚的に配置、色の変更ができるので、簡単に表紙らしくできました。 

ただ、とても選択肢があるかと聞かれれば、あまり言いきれないです。
本をたくさん作りたい・作る予定のある方は、デザインが被らないようにフリー素材を探す、素材を購入してみることが必要な気がしました。

それでも、かなり使いやすく、表紙らしい画像の作成ができると感じました。

 

 

結論

「花子2021」が、同人誌の表紙作成にとてもおすすめかと聞かれれば、微妙です。

小説同人誌が作ってみたいと「一太郎」を購入して、付属でついてきたものを試しに使ってみる場合はいいかと思いました。

ただ、同人誌の表紙を作成するためだけに「花子2021」を購入するのはおすすめできないです。
無料で細かい画像編集までできるソフトもあるので…
しかし、画像編集ソフトは多機能で使いこなせるか分からない、どう使うかさえも分からない、使えるようになる時間がないといった方には、感覚的に使える「花子2021」の方がむしろ機能が制限されていていいかもしれません。
(コンテンツが多すぎる配信サービスよりも、レンタルビデオ店の方が勝手が分かる・本数が限られているので選びやすくて好き…みたいな感覚です)

画像編集・加工をしない、他にも「花子2021」を使いたい用途がある場合は、使ってみるのもいいと思います。

 

 

 

何かありましたら、下の拍手などで教えていただけると嬉しいです。

wavebox.me

小説同人誌を作るうえで感じた「Word」と「一太郎」の違い

最近、「一太郎2021 プラチナ」を購入しました。

もともと5~6年ほど「Word」を使い続けており、小説同人誌もほとんど「Word」で作成していて不便はなかったのですが、いろいろあって「一太郎」を購入しました。

小説同人誌で原稿を作成する場合を想定した場合に気になる・気がついた、「Word」と「一太郎」の違いのメモです。

※どちらがいいというものを決めるものではありません。

 

「Word」と「一太郎」について何かありましたら、Web拍手などで教えてくださるとありがたいです。

wavebox.me

 

 

 

 

なぜ「一太郎2021 プラチナ」を購入したのか

www.justsystems.com

身も蓋もない言い方をしますと、
フォントが欲しかった。
フォントを利用するために、PDF編集ソフトが欲しかった。

の二点です。(本当に身も蓋もない…)

 

フォントは単体でも購入できますが、「Word」だとotfのフォントがうまくPDFにできないため、安定してPDFを作成できるようにと購入しました。

ついでに校正機能も優秀、その他の機能も小説同人誌を作るユーザーに向けて作られているためにかなりいいという噂を聞いたので、それも試したかった次第です。

 

 

一太郎2021 プラチナ」と付属ソフトを軽く触った感想

微妙だった点

数年「Word」を触り、「行間の固定」「ルビの振り方、本文とルビの間の調整」「ページ数をつけたいページと、つけたくないページ」「扉などの事務ページ作成」といった操作に慣れきったわたしにとっては、使いにくいと感じました。(素直)

もっとも気になったのは、二段組にした際に、「一段で~文字」という設定ができないので、自分で設定する場合には設定→試行→文字数が合っているか確認→再設定…という流れになることです。一段ごとで設定させてください…
どうして、「二段で~文字」になるのか理解できないです…なぜ一行で~文字だから、~文字×二段で〇文字か、と計算する必要があるんですか?

 

わたしは「Word」である程度思い通りの原稿を作成できるので、「一太郎」にメリットをそれほど強く感じません。(これからメリットを感じるかもしれませんが)

まだ使い立てであまり分からないのですが、改ページなども微妙に使いにくいです。
文字が入力されていない場所では改ページが使えないようで、文字を入力する前にある程度レイアウトを決めたい場合には使いづらいと感じます。(改ページは文字の入力に関係なく使えます。)
逆に、とにかくテキストを書いて進めておく方にとっては気にならないと思います。

 

起動や動作

起動や動作が遅いというのは噂に聞いていましたが、予想以上でした。
「Word」と比べると、微妙に待たされるという感覚がかなりします。
フォントを変更するだけでも、「Word」よりもっさりした感覚が強いです。
ゲームで微妙にロード時間が長い、ムービー演出が長いのにスキップできない、処理落ちが数秒ある…そういった軽いストレスが溜まっていくのを感じます。特に、テキストを貼りつける際に待つ感覚がします。
とにかくテキストを打ち込みたいという方は、何かを書く際には別のツールがおすすめです。考えながら書く方には、「一太郎」でも気にならないと思います。

 

辞書

辞書については、可もなく不可もなくです。
わたしが辞書をさほど信用していない(文字や言語に一律かつ、不変の”正しい”といったものはなく、可読性・作品の良し悪しに辞書で示される”正しい”が必ずしも直結するとは限らないと考えているためです※)のもありますが、二つの辞書の意味が分かるのに留まるので「もう少し例文が見たい」「もう少し詳しく解説が見たい」と感じました。
結局、インターネットを利用する、他の辞書を含めて利用するので、今と変わらない気がします。

※この点は、かなり調べたいのならば日本国語大辞典を利用する、数種類の辞典を併用するなどが必要かと個人的に感じています。

個人的には、辞書での意味に加えて「作品の場面・文脈・時代背景に合っているか」を確認したいため検索システム「梵天」などを使っています。

 

 

ATOK

ATOK」は慣れが必要そうです。

基本は「Microsoft IME」を使っているのもありますが、「ATOK」も使ってみましたが、それほど便利か…?と感じています。
結論から言うと、一概に「ATOK」がいいとは断言しにくいです。

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Microsoft IME」使用



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ATOK」使用



上が「Word」で「Microsoft IME」で入力したもの、下が「ATOK」で入力したものです。

Microsoft IME」はテキスト入力→スペースキーで検索候補が出ます。
ATOK」はテキスト入力している最中でも検索候補が出ます。
わたしは考えずにとにかくテキスト入力をして、それから漢字などに変換していく傾向があるため、「ATOK」のように下に予測変換がちらちら出るとテキスト入力に集中できないと感じてしまいます。

 

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Microsoft IME」は上の画像のようにテキスト入力→スペースキーで変換中でも、Back space で入力した単語を変換後の文字のまま編集できます。

 

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ATOK」は上の画像のように一度入力したテキストを変換中にBack space を押すと、一旦入力した元のテキストに戻るので、「入力した単語を変換後の文字のまま編集」できません。
そのため、文章を書いていて変換したところで微妙に活用を変更したい、語尾を変えたいといったことができません。

慣れれば人名や固有名詞、使う頻度の高い語句を多用するテキストの入力を早くすることができ、いいかもしれません。
ですが、このテキストを打っているときも使ってみているのですが、「頻度」を打とうとしたとき「ひん」まで打って検索候補に真っ先に出てきたのが「ヒンドゥー」でした。ヒンドゥーという単語をそれほど使うのだろうか…と少し不思議になりました。

以上から、ATOK」は好みやテキストを打つときの癖で、使っていくのがいいと思いました。

 

《2021/2/24 追記》

記事を更新後に、ツイッターで教えていただいたことを試してみました。
(教えてくださった方はありがとうございます!)

 

・入力中に出る検索候補をオフにすることが可能

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ATOKメニュー」を開きます。

 

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「プロパティ」を開きます。

 

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「入力・変換」タブの「推測変換」を選択します。

 

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「推測変換の自動表示」の「自動表示」を「しない」にします。

 

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入力中でも、検索候補が出ないようになりました!
しかし、今回の追記記事をしている最中に謎の現象が発生したので、ここに書いておきます。(※この点について情報を教えていただいたため、下で追記しています。)

・上記の設定後、ブログの記事に画像を貼り付ける

・その後、再び文字を入力すると入力中に検索候補が表示される。

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検索候補が出ない設定したばかりなのですが、この記事を書く環境との相性があっていないのかもしれません。

 

ちなみに、画像を貼った後でも

・再度「ATOKメニュー」から検索候補の設定をしなおせば、検索候補が入力中に出ない

ことを確認しました。

つまり、はてなブログで記事を途中に画像を貼る際は、再設定が必要らしいです…
詳しくは分かっておりませんが…

 

《2021/3/6 追記》 

この「画像を貼った後で設定が適用されていない」件についてもご連絡があったので、追記します。(ご連絡ありがとうございます。)

この件は、「アプリ」の起動が関係しているようで、「アプリが起動中のままだと設定が反映されていないのでは」ということらしいです。

そのため、再度立ち上げた環境でこの記事を「ATOK」を使用して書いてみたところ、無事に設定が反映されて「検索候補が入力中に出ない」ようになっていることを確認しました。

 上記の現象があった場合は、一度その環境を閉じて開きなおしてみるのがいいようです。

 

 

・なぜ「ひんど」と打って「ヒンドゥー」が検索候補に出たのか

この原因は「インサイト機能」ではないかと教えていただきました。
入力したい言葉を開いているウェブページから予測し、入力中の環境に応じて検索候補を変えてくれる機能のようです。

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詳細は「ATOKヘルプ」→「キーワード」タブ→「一時文書学習候補」から確認できます。

前回は、複数のウェブページを開いていたので、この追加の記事のページのみを開いた状態で「頻度」と打ってみたのが次の画像です。

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…どうやら、わたしが「ヒンドゥー」と縁があるようです。

心当たりを強引に探すと、真・女神転生ヒンドゥーに縁がある悪魔が出てきて調べた、日常でふと気になって調べた可能性があるくらいですが、個人的には「頻度」を優先して出してほしいところです。

 

《2021/3/8 追記》 

この点に関しても、情報をいただいたので追記です。

・「推測候補で使用するデータの優先順位の変更が可能」

ATOK」のプロパティを開きます。

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「入力・変換」→「推測変換」→「省入力データの内容」で使用するデータの優先順位を変更します。

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今回は次のような設定にしました。

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そして、「ひんど」と打った結果がこちらです!

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「標準省入力データ」の設定に変更しても、「ひんど」と打って「ヒンドゥー」が出てくるようです。

ATOK」はどうやら「ひんど」と打つと、「頻度」よりも「ヒンドゥー」を入力するだろうと優先して変換候補を出してくれるのが「標準省入力データ」らしいです。

 

わたしは「ATOK」を設定して自分好みにするよりも、既に使い慣れている方を使っていくことにします。(すみません…それでも、既存の方を使う方が「ATOK」に慣れる時間や学習コストよりも負担が少ないと判断しました。)



 

 

良かった点

校正機能

校正機能はすごいと思います。
わたしも約35000字ほど校正してみましたが、「Word」よりもしっかり校正してくれます。特に、表記揺れをチェックしてくれるのはよかったです。(ただ、わたしは今回の校正で表記揺れがなかったので、この機能を確かめきれていません)
それでも、微妙な誤字脱字、活用誤りなどについてはチェックしきれていなかったので結局人力が一番いいかもしれないと思いました…(身も蓋もない)

 

詠太

詠太」の機能がすごいです。
機械の音という違和感が薄く、「読み上げられている!」と感動しました。
数年前に聞いた読み上げ機能からものすごい進歩を感じました。
軽く使ってみましたが、誤字脱字のチェックにいいと思います。
それでも、旧漢字などは読まれないのか無声で飛ばされました。このあたりは「詠太」よりも現時点でのテキスト読み上げ機能の技術の限界という気がしますので、今後より改善される気がします。

 

「花子」

「花子」もかなりすごいと思います。
画像編集ソフトを持っていない、ほとんど使ったことがなくても、表紙などを作りたいと言った方にはかなりいいと思います。
自動でたちきりなどのガイド線を引いてくれるのは至れ尽くせりです。
さらに、同人でも使えそうな飾り枠なども用意されています。
しかし、画像を透過させたい、レイヤーといった概念を利用して細かく画像を編集・加工したい場合には不向きな気がします。あくまでも、画像を含む文書作成ソフトであり、画像編集ソフトではないといった感覚です。(「Power Point」が一番近い感覚でした)

ぶっちゃけると今はGIMPなどの無料ソフトでもかなりいろいろやれてしまうので、画像編集ソフトを使えるようになった方が楽で応用も聞いていいな~と思っています。

 

→「一太郎2021 プラチナ」に付属している「花子2021」は以下の記事で感想や、同人誌の表紙やおしながきを作った過程などをまとめています。

oxoxoxoxy.hatenablog.com

 

oxoxoxoxy.hatenablog.com

 

 

 

「Just PDF」

「Just PDF」は「一太郎」との相性はよさそうです。
「Word」との相性はそれほどよくないため、たちきりを含めた原稿を作成しPDFにするとどうしてもA4、A5などといった規定のサイズに自動でなってしまい、ユーザー指定の用紙の大きさでは出力できないようです。
一太郎」との互換性はあるようなのですが、「Word」との完璧な互換性を期待すると微妙かもしれません。
しかし、PDFの編集が簡単にできるので、その点はとてもいいです!

(同人誌の印刷を印刷所さんに頼む際、入稿するデータはPDFで対応してもらえるところが多いためです。)

 

付属フォント

付属のフォントについては文句なしで、最高です。
安定した動作をしてくれる有料フォントを使用したい場合、とてもいいです。
気に入ったフォントが付属する場合、「フォントを買ったら、一太郎がついてきた」と言われる理由も少し分かる気がします…

 

 

一太郎Pad 

《2021/3/28 追記》

この機能については、「スマートフォンアプリとパソコンなどの一太郎と連携可能」といったことを試しました。
一太郎Padのスマートフォンアプリは一太郎がなくても使えます。他のアプリと比較して書きやすいかは分かりません。私がそもそもスマートフォンから文章を打つのが得意ではないので…)

※パソコンの一太郎スマートフォンを連携するには、「Just Systemのユーザー登録」が必要です。

 

使ってみたところ、想像以上によかったです。

スマートフォンでよく書く方にとっては、スマートフォン・パソコンで保存もできる上に、お互いの端末の連携もできて、かなりいいと思いました。

しかし、私の想像と違ったのは「パソコンとスマートフォンを同期する」ものではないということです。そのため、クラウド上にあるファイルを編集するといった形での利用はできません。

そのため私は次のような使い方をしています。

・パソコンかスマートフォンで何かを書く。

・「一太郎Pad」で書いたテキストを連携する。

・パソコンかスマートフォンで編集し、最後はパソコンに連携して保存しておく。

 

パソコンで途中まで書いて、後はスマートフォンで続きを書いたり、スマートフォンで書いたメモや下書きを連携してパソコンで修正や続きを書いていくといったことが簡単にできるようになりました。

ただ、自動で同期はしないので、手作業による連携が必要です。
それでも、スマートフォン↔パソコンで互いにテキストの共有ができるので便利です。

 

おかげであまりスマートフォンでは書かなかったのですが、ときどきスマートフォンで文章を書いてからパソコンを連携する方法で書くようになりました。今まではメールで連携していて少し面倒だと感じていたので…(本来のメールの使い方ではないのに…)

 

しかし、便利だと感じる一方、次の点が微妙だと感じています。

・「一太郎Pad(スマートフォン)→パソコン」か、「パソコン→一太郎Pad(スマートフォン)」なのかが分かりにくい。

下の画像が、一太郎Padで連携するときに利用する選択です。

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 …どちらがどちらにテキストを送るのかが、わたしにとってはぱっと分かりにくいです。イラストも微妙に判別しにくく、ときどき間違って選択したり、説明を確認して連携しています。
使い慣れれば簡単に分かるのかと思いますが、UIの問題を人の学習コストで解決するのかとも思ってしまいます。

 

 

・省入力ツールは便利だが、自分好みにカスタムできない

「」、()、……、といった記号を一度の入力で可能な省入力ツールですが、次のような5種類の中から選択して使います。

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便利なのは便利ですが、5つの組み合わせ以外に自分でカスタムはできません。

この部分は公式の説明が詳しいのですが、上記画像の中で自分がよく使う記号がうまく組み合わさっている省入力ツールがない場合は諦めるしかありません。

何かを書く際に便利な機能なので、もう少し使いやすいように設定できるとありがたかったです。(わたしはあまりこの機能を使っていませんが…)

 

 

・覚えていないと、更新した側のテキストを上書きしてしまいそう

これはクラウドなどで同期、共通のファイルの編集をしているわけではないため、自分で管理していないと、パソコン・スマートフォンの同名ファイルを同時に更新してしまうという場合が発生しそうだと思いました。
使い方次第ですが、気をつけないと慣れない方は、修正前のデータで修正後のテキストを上書きなどしてしまう気もします。これに関しては、使い方や管理の仕方の問題なので一太郎Padの問題ではないです。

 

こうした点から、一太郎Padは「基本的にはかなりいい。一方で、おすすめしにくい部分もある」と感じました。 

 

一太郎Pad」についてはまだ利用できていませんので、使ってみたら追記します。
(わたしはほとんど携帯端末で書かないので、期待しないでください)

 《2021/3/28 上記に追記しました》

 

 

《2021/3/31 追記》

一太郎Pad(画像から文字起こし)

画像から文字起こしする機能を使ってみました。

外国語も文字起こしできると公式にあったので、試してみました。

 

今回文字起こしをする画像は次にしました。

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香港で映画を見たときに、映画館でもらった劇場のパンフレット(フライヤー?)です。

 

『柔道龍虎房』の説明部分を文字起こししてみて、次のようになりました。

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かなりすごい精度で文字起こしをされていると思います…!
確認はできていませんが…

 

文字起こしが大変な外国語や、旅行先で自動翻訳に使いたい、そういったときに便利そうです。

個人的にはとてもありがたい機能です…

海外の映画を見ていると、「この言葉ってどう打つの…?」と戸惑うことも多いので調べる際に助かりそうです。

 

※画像から文字おこしをする機能については試していません。
文字おこしについては、結局人力でのチェックが必要だと感じているため、わたしは試していません。そのため、こちらの機能がすごいかは分かっていません…

《2021/3/31 上記に追記しました》

 

 

「折本作成」機能については、試せたら試してみます。

《2021/4/12 追記》

現在使っている環境で、「アウトプットナビ」から折本を作成しようとしたのですが、「折本の面付けをしたPDFを出力→作成したPDFが真っ黒になる」という現象が発生して作成できませんでした。

また他の環境で試すことができたらしてみます。

なぜこのような現象が起こるのかは不明で、軽く調べてみても一太郎で折本のPDFを作っている記事などがあまり見つけられなかったため、わたしの試した使い方が合っているのかも不明です。

 

 

 

噂の「きまるスタイル」は?

あくまで個人的な感覚ですが、あまりおすすめしません…
言い換えると、あまりきまるスタイルに期待しすぎない方がいいです。

きまるスタイルがある=「一太郎」で簡単に小説同人誌の原稿ができる!
とは限らないためです。

 

その理由は以下の通りです。

きまるスタイルが設定してくれるのは、「本文」のみ。
本文以外の設定は、各ユーザーがする必要がある。

そのため、「本文を流し込むだけで原稿ができる」というのを期待しすぎると少し違う…となるかもしれないです。

つまり、本文のテンプレートはありますが、本文以外に本にあるページである「目次」「扉」「奥付」といったものはユーザーが設定し、作成する必要があります。
そのため、本文に加えて扉、奥付、目次などの事務ページを含む原稿を作成する場合は、結局ある程度は「一太郎」を使えなければならない…となります。
そして、そこまで「一太郎」使いこなせる場合、きまるスタイルがなくても自分の作りたい原稿の設定ができるようになっているのでは…?という気がしています。

 

ある程度慣れるのが簡単なのが「Word」なのか、「一太郎」なのかは個人差、教えてもらえる環境があるかといった差になるかと思いますので、安易に「一太郎」がいいとは言いきるのは難しいです。

というか、「きまるスタイル」で「いい感じにできる!」と宣伝しつつも、本文以外はどうするのっていうところですね…本文ができていなければ本はできませんが事務ページでつまづく可能性を考慮していないのか…

 

「Word」と「一太郎」のまとめ

というわけで、「一太郎」を軽く触り、きまるスタイルを使った個人的なまとめです。
「本文」のみのレイアウトの設定があり、簡単にできる。
「本文」以外に「目次」「扉」「奥付」が作りたいと思った場合は、自分で作る必要がある。

ここからが問題ですが、「目次」「扉」「奥付」を「一太郎」で作りたい場合は、ある程度「一太郎」の操作に慣れる必要があります。
この学習コストが「Word」の学習コストよりも少ないかは不明です。
(「Word」の方が利用する機会が多く、応用が利く場面が比較的あるため使い勝手を学びやすいという面では「Word」がやや有利な気もしますが)

「目次」「扉」「奥付」を「一太郎」で作らない場合は、他の画像編集ソフトなどで作っていくと考えられますので、上記の学習コストは必要ありませんが…

結局、自力で同人誌を作ろうとした場合、ある程度の学習コストが掛かる点については「Word」も「一太郎」もあまり変わりません。
そのため、状況や自分の使える環境次第、今までに使った経験、周りで使っている人がいるか、同人活動にどれだけ金銭を割り当てられるかといった点に、学習コストが減らせるかを左右されるかと思います。

「小説同人誌の原稿データを一人で作成できるようになるには、「Word」も「一太郎」もある程度の学習コストはどうしても避けられない」が結論でしょうか…
(結論が、結局技術を得るためにはある程度勉強して身に着ける必要があるになってしまった)

 

個人的には、融通が利くのは「Word」かと思います。
一太郎」でもう少し細かい点(校正機能を使いたい、読み上げ機能で修正したい、フォントが欲しい、など)に気を遣いたい場合は、「一太郎」の方がいいかもしれないと思いました。

 

 

「Word」と「一太郎」の具体的な違い

「Word」ではヘッダー・フッターで個別にインデントの設定が可能

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 「Word」ではヘッダー・フッターに入力したページ数などに対し、個別にインデントの設定が可能です。
そのため、ヘッダー・フッターを本文の外側・内側の位置に設定することも可能です。

 

 

一方、一太郎」では本文の内側のみにしか、インデントを設定できません。

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このように本文とヘッダー・フッターの行頭を合わせることはできますが、本文よりも外側に行頭を設定することはできません。

 

f:id:oxoxoxoxy:20210208204808p:plain

できるのは、このように「本文の端~本文」の内側までとなります。

小説同人誌のテンプレート

別のサイトで作っていた小説同人誌用のテンプレートです。
諸事情でそのサイトのアクセスがしにくいので、こちらにも同様の内容の記事を作成します。

小説同人誌を作るとき、一番困ったのが「本文はともかく、扉はどうやってつくるの?」「ページ数の入れ方が分からない」「奥付はどう作るの?」といったことでした。

小説同人誌用のテンプレートを配布をしているページも多いのですが、ほとんど本文のみのテンプレートだと感じました。(わたしの調べ方が甘い可能性が大きいです)


以下に実際に本を作るときに用意しているデータがあります。こんな感じで作っているのか、と参考にでもいただければ幸いです。

※「word」形式のデータとなります。
※リンクからつながるBOOTH・個人サイトからダウンロードしてください。

 

現在(2021/2/7)では、
・「A6・文庫本サイズ/縦書き・右綴じ」のテンプレート…3種類
・「A5/縦書き・右綴じ」のテンプレート…2種類
・「B6/縦書き・右綴じ」…1種類
・「奥付」のテンプレート…2種類

が作ってあります。
今後、何かあれば増えるかもしれません。
ご要望や誤りなどがありましたら、お気軽にご連絡してください。

 

 

※2022/10/22追記

テンプレートに関するお問い合わせがあり、これ以上の活動は負担と感じたため一旦boothのテンプレートの配布をやめました。

 

 

※現在、個人サイトを閉鎖し新しい個人サイトに移行中です。
申し訳ありませんが、リンクが切れているテンプレートがあります。(2021年10月25日)

 

 

 

・修正、変更点など

《修正 2021/1/11》
・「A6・文庫本サイズ/縦書き・右綴じ」3種類のテンプレートで、本文のフォントを変更した場合でも、行間が変わらないようにしました。

《追加 2021/1/24》
・「奥付」のテンプレートを2種類追加しました。2種類ともA5サイズです。

《修正 2021/2/7》
・「A6・文庫本サイズ/縦書き・右綴じ」3種類のテンプレートで、ページ番号の部分に文字を入力した際に上下の位置(行間)がずれないようにしました。

《修正 2021/4/26》
・使い方をまとめたPDFを添付しました。
またスタイルに本文の設定をしてある「A6本文用」を追加しています。

 

以下に注意点などをまとめます。

《注意》
・「word」のデータです。

・利用に関しての連絡(利用の旨の記載など)は不要です。ご自由に利用してください。
テンプレートをそのまま再配布するのはおやめください。(誰かにテンプレートをお渡ししたい場合は、こちらのページをリンクしてください)

・お好きなように改変してお使いください。この通りに使う必要は全くありません。
・本文の行間の設定をしていないため、フォントを変更すると文字数や行数が変わる場合があります。→A6サイズのテンプレートは行間を固定しました。

 

「たちきりについて」
テンプレートは「上下左右にたちきり3mmがある」と想定した上で、上下左右に3mm足して作ってあります。
このたちきり部分が必要ないという方は、余白の上下左右部分を3mm小さくしてお使いください。

 

 使ってみた感想、ご要望などあれば、以下の拍手から教えてください。
対応できそうでしたらします。感想がいただけると、喜びます。

 

 

テンプレート

 

 

【A6・文庫本サイズ】

テンプレートダウンロード(BOOTH)

こちらに以下の3つのテンプレートをまとめています。

 

『A6/縦書き/たちきりあり(3mm)/38字×16行』

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「38字×16行」です。
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

《修正 2021/1/11》
・本文のフォントを変更した場合でも、行間が変わらないようにしました。
(行間を固定値で設定してあります。行間を変更したい場合は、お気をつけください)

【注意点】
・A6(文庫本)サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(154mm×111mm)
・38字×16行です。
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。

 

『A6/縦書き/たちきりあり(3mm)/40字×17行・字数多め』

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「40字×17行」です。
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

《修正 2021/1/11》
・本文のフォントを変更した場合でも、行間が変わらないようにしました。
(行間を固定値で設定してあります。行間を変更したい場合は、お気をつけください)

【注意点】
・A6(文庫本)サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(154mm×111mm)
・40字×17行です。
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。

 

『A6/縦書き/たちきりあり(3mm)/36字×15行・字数少なめ』

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「36字×15行」です。
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

《修正 2021/1/11》
・本文のフォントを変更した場合でも、行間が変わらないようにしました。
(行間を固定値で設定してあります。行間を変更したい場合は、お気をつけください)

【注意点】
・A6(文庫本)サイズです。
縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(154mm×111mm)
・36字×15行です。
不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。

 

 

【A5サイズ】

テンプレートダウンロード(個人サイト)

『A5/縦書き/たちきりあり(3mm)/50字×20行』

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「50字×20行」です。
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

【注意点】
・A5サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(216mm×154mm)
・50字×20行です。
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。)

 

『A5/縦書き/たちきりあり(3mm)/二段組(26字×22行)』 

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「二段組:26字×22行」です。(一段に26字×22行で、これが二段という形です。)
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

【注意点】
・A5サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(216mm×154mm)
・二段組:26字×22行です。
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。)

 

 

【B6サイズ】

『B6/縦書き/たちきりあり(3mm)/44字×16行』
 b6テンプレート_縦書き

・本のタイトルを最初のページに入れられます。
・注意書き(前書き)のページがあります。
・目次があります。
・本文は、「MS明朝:9pt(英数字はCentury:9pt)」で「44字×16行」です。
・本文部分のページ上部にページ数が付いています。
・あとがきのページがあります。
・奥付があります。

【注意点】
・B6サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(188mm×134mm)
・44字×17行です。
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、奥付は消さないでください。)
・最後の奥付は、「偶数ページ」になるようにしてください。
(「奇数ページ」になると、最後が真っ白なページになるためです。)

 

 

 

【奥付】

『A5_奥付/横書き』
 a5_奥付_横書き

・本のタイトル、著者名、サークル名、発行日、印刷所名、連絡先を入れられます。
・使用しているフォントは、「MS明朝(英数字はCentury)」です。

【注意点】
・A5サイズです。
・横書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(216mm×154mm)
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、必要な項目は消さないでください。)
・フォントを変更した場合、行間が変わる場合があります。その場合は、レイアウトの設定から「行間
」を固定値に変更してください。

 

 

『A5_奥付/縦書き』
a5_奥付_縦書き

・本のタイトル、著者名、サークル名、発行日、印刷所名、連絡先を入れられます。
・使用しているフォントは、「MS明朝(英数字はCentury)」です。

【注意点】
・A5サイズです。
・縦書きで右綴じ用です。
・上下左右にたちきり(3mm)がついた大きさです。(216mm×154mm)
・不必要な部分は、消してください。(頒布する際は、必要な項目は消さないでください。)
・フォントを変更した場合、行間が変わる場合があります。その場合は、レイアウトの設定から「行間」を固定値に変更してください。

VCDを見ました。

VCDを見たので、その記録です。

なぜこれを書いているのかというと、この現代ではVCDを見る方がいないために、VCDを見にくいためです。

見られるかも分からないVCDを、VCD本体よりも高い空輸代を利用して入手する緊張感を味わってほしくないので、これを書いています。
こうした思いをするのはわたしだけで十分です…

 

 

 

VCDとは

ビデオとDVDに移行するまでに存在した、「VCD」という媒体らしいです。
日本ではビデオ→DVDという流れで移行したため、馴染みの少ない媒体となったようです。
詳しくは知らないのですが、香港などではビデオ→VCD→DVDという形で移行しているため、馴染みのある媒体らしいです。

わたしも最近になって知り、まったく詳しくはないので

VCDを見る方法

を参考にさせていただいています。

 

VCDをどうしても見たい事情があったのですが、日本で見る方法や手段について書かれているページが少ないため備忘録を残しておきます。(事情は余談に書いています)

令和の時代、東京五輪が開催されるか話題になっている「AKIRA」の未来として存在しているはずの2021年にVCDを鑑賞するために足掻く記録とも言えます。

 

VCDを見る準備と実際に見ます

VCDを見るために必要な物は以下の通りです。

・VCD
・VCDを再生する機器
・ディスプレイ

つまり、見たい作品、プレーヤー、テレビなどのディスプレイです。
このご時世、配信で見る方が増え、DVD・ブルーレイの肩身が狭くなり、テレビを持っていない方も増えているのに…というのは一旦考えるのをやめます。

 

VCDの入手方法はいろいろありますが、次の入手方法があります。
・輸入DVDなどを取り扱う店で購入
・インターネットなどで個人から購入(オークション、フリーマーケットアプリ)
・実際に海外で購入
わたしはインターネットで購入しました。
どこで入手するのがおすすめか分かりませんが、VCDはほとんど廃版になっている(確証はありません…)ようで、中古で買うことが多いと思います。
そのため、新品を時間をかけて探すよりも、中古でも信頼できるお店・個人からの方が購入しやすく、安心かと思います。

 わたしが購入したのは、こちらのVCDです。

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1996年に香港で製作された作品です。
2021年では当然のごとく廃版でした。

 

VCDを再生する機器とディスプレイですが、わたしが利用した方法を書きます。
あまり機器に詳しくなく、自分がしたこと以外は書けないためです!(自信がない)

・VCD再生機器→パソコンに接続するDVDプレーヤー
数年前に、わたしがパソコンでDVDを見るために購入しました。
家電製品店で目についた安いものです。その後、DVD鑑賞のために旅行の際に持ち運ばれる、テーブルから落とされるなどの酷使をされ続けています。約2000円で購入されたのに…
※調べてみたところ、こちらのプレーヤーも廃版になっているようです。たぶん、DVDが再生できたらどれでもいけます。

 

・ディスプレイ→ノートパソコン
いつも使っているパソコンです。
パソコンに「VLC media player」というフリーソフトをダウンロードして見ます。

他にも見方はあるようなので、こちらのサイトなどを参考にしてください。

 

それでは、長くなりましたが実際に見ていきます。
1.パソコンにプレーヤーを接続し、VCDをプレーヤーに入れます。

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VCDが予想以上にCDみたいで、「CDだ!」と見た瞬間に叫びました。

2.「VLC media player」を開き、再生をします。

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左上のメニューの「再生」→メディアを開くの「ディスク」タブで「SVCD/VCD」を選択→メディアを開くの右下にある「再生」を押してください。

 

 3.再生されました!

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 今では懐かしいNINTENDO64、初代プレステのような会社のロゴ(?)が見られます。
令和になっても、これが見られるのかと感動したい方におすすめです。

 

・途中までしか見れない問題勃発

VCDが見られたのでひとまずはよかったものの、最大の問題が発生しました。
この作品は「88分」の作品なのに、

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再生時間が「41分」になっている!

そして、実際に鑑賞していると41分のところで終わってしまう…!

ちなみにこの見ている作品の41分は、物語でかなり危ない抗争が起こっており、主要人物が危機に瀕している…! という状況までです。
本当は41分までの作品かと思ったのですが、「嘘だ…」と言ってしまうようなところで終わるため、あり得ないです。エンドクレジットもないので…

登場人物の生死が掛かっている後半部分、何としてでも見なければ…となり、必死でVCDについて調べるものの「故障したVCDを見る方法」などが該当するばかりで、「再生はできるが、途中で作品が終わる現象」についての情報は見つかりませんでした。

打つ手なし、ここまでか…と諦めてVCDをしまおうとしました。
しかし、VCDのケースを開いたとき、解決方法は見つかりました。

 

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ディスクをプレーヤーに入れてケースには何もないはずが、まだVCDがある?

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ありました。
「SIDE B」のVCDが!

 

…というわけで、途中までしかVCDが見られない問題も無事に解決し、最後まで見ることができました。
ゲームでもディスクが分かれることがあったとは知識では知っていましたが、実際にディスクが分かれている作品・媒体を見たことがなかったために見落としていたのが原因です。

知識よりも、経験だなと身をもって実感しました。
違う気もしますが…

 

【結論】
・今でもVCDは比較的簡単に見られる。
・ディスクが二枚ある場合があるため、確認をした方がいい。(戒め)

 

なぜVCDを今になって見ているのか(余談)

2021年になってVCDを見ている理由はとても単純です。
好きな俳優さんが出演されている作品が見たかったためです。

そのため、今回鑑賞したVCDについての情報も簡単にまとめておきます。

 

タイトル:『去吧!揸Fit人兵团』(1996)

監督:查传谊

出演:

吴镇宇(ン・ジャンユー)
张耀扬(ロイ・チョン
张达明
梁思敏
蔡少芬
张慧仪